連載【避難・問い掛ける熊本地震】①想定外、把握追い付かず
この記事の冒頭は、昨年7月の豪雨時の避難について。
真夜中の避難って難しいよねぇ…と思いつつ読んでいた。
そして、5年前の熊本地震の時のことが語られる。
避難生活の場となるはずの指定避難所のうち、多くの学校は建物の耐震基準を満たしながら、天井の落下や窓ガラスの破損で使えなくなった。
私たちは避難所に行かなかった。
避難所に向かう車の列(ライトやブレーキランプ)を見て「行っても入れない」と判断した。
車中泊や損壊した自宅の敷地にとどまる「軒先避難」も多発。多くの人が本震後も続く揺れを恐れたためだが、避難所不足と誤解した政府が、一方的に「青空避難の解消」を県に迫る一幕もあった。
あったねぇ、そういうこと。
とにかく「建物の中」が怖くて、外にいるしかなかった。
昼間ならまだいいんだけど、暗くなってから家の中にいるのは怖かった。
体育館の天井が崩落するなどの話を聞くと、余計に恐ろしくて、車中泊を選んでいた。
スマホで情報を収集していたときに、「全員建物の中に入れろ」という安倍首相(当時)の指示に
「みんな建物の中が怖くて入れないんだ!!」と蒲島知事が激怒したという記事を見た。
知事、お見事!と身内だけだけど、喝采したものだ。
震度6レベルの揺れは収まっていたけど、時々震度5レベルは起きていたので、中央も現場の声に耳を傾けて欲しいと思った。
これからも「想定外」の事態は起きるだろう。
そのときにどのように対処していくのか。
行政もだけど、我々一般市民も考えておくべきなんだろうな。