5年前の4月15日。
その日の記憶が、別の日の記憶とゴチャゴチャになっている。
5年前の記事を見返して、「ああ、15日で間違いなかったか」というのを確認していた。
・買い出しに行くも、店がほとんど休店。
ちょっと考えれば分かることなんだけど、いざ自分の身に大きな災害が降りかかると、
店が開いていない、という当たり前のことにも考えが及ばない。
店まで行って開いていないのを見て、「ああ~、そうか!」と納得する始末。
「なんで開いていないんだ!」とぶち切れなかっただけ、人間として間違ってはいなかったと思いたい。
・ヘリコプターのローター音と続く余震に酔う。
午後から母が自分の実家の片付けに出かけたので、私は家で横になっていた。
とにかく小さな揺れが頻発しているのに加えて、低空飛行するヘリコプターのローター音を聞いているうちに
次第に気持ちが悪くなっていく。
14日の揺れでトイレが壊れていたので、愛犬を外に放牧している間、敷地内の水路に嘔吐。
このときのヘリが救急搬送用ではないのは飛び方から分かっていた。
16日以降は、救急搬送のヘリコプター以外我が家の上空は飛ばなかったので、それは助かった。
・カップ麺買っておけば良かった。
まさか前回の地震から28時間後にさらに大きな地震に見舞われるなんて、夢にも思わず、
非常用食品なんて一つも買っていなかった。
運良く入れた店でも、売ってあるインスタント食品には目もくれなかった。
それが大誤算。
せめて2食分×2人分くらい買っておくんだった…と思った。
ま、一番辛かったのは、片付けに使った労力が全て無駄になったこと。
こんな思いは他の地域の方々にはして欲しくないなと思っている。