ついに明日

祖母が亡くなって、明日で6年。7回忌の法要が営まれる。
いつものことだが、祖母の法要はなかなか上手くいかない。
というのも、葬儀の時と法要の時とで宗教そのものが違うから。

葬儀の時は、叔父が信仰する宗教で行われた。
その宗教では、葬儀が終わった段階ですべてが終了。
その後に続く一連の法要もすべてなし、というものだ。

しかし、周りの人間は、そういうものに慣れていない。
だから、きちんきちんと7日ごとの法要もやるように言ったし、年忌の法要もやってきた。

母方の伯父が亡くなった時、伯父は神道だったので、葬儀も法要も神道の形式で行われた。
初七日ではなく「十日祭」、四十九日ではなく「五十日祭」だったが、
仏教のそれと日程的にも近接していたので、「神道ではこうなの！」で押しきれたが、
祖母の葬儀を行った宗教では、そういうものが一切ないので、よけいにややこしい。

祖母の長男でもある父が生きていたら、こんなにややこしくはならなかっただろうけど…。
何しろ、葬儀の際の宗教が違うので、母も全くやる気なし。
こんなんで、祖母は成仏出来ているのだろうか？

祖父もすでに88歳。次の13回忌まで元気でいられるかどうかも微妙なところ。
その後はどうなるのやら。
私はどうでもいいんだけどね…。