18年の差

ひょんなことがきっかけで、数年前に時代劇専門チャンネルで放送され、DVD保存した大河ドラマ「毛利元就」を見返している。
現在放送されている「花燃ゆ」も毎回見ている。
舞台となっている時代も全く違うので、簡単に比較はできないが、昨年の「軍師官兵衛」とも比較して感じたこと。

最近の作品は、合戦のシーンが少ない。

このあたりに物足りなさを感じる人たちが多いのかもしれない。
「毛利元就」だって、1つ1つの戦を徹底的に描いているわけではないのだが、毛利家とは限らないのだが毎回のように出陣中の様子が描かれている。
そちらに予算を割いているのか（？）、城の外観がどう見ても全部同じに見えてしまうのだが（笑）

今は22話まで見終えた。
元就の母方の祖父が、目に見えて衰えてきているのが悲しい。
娘（元就の母）を失い、孫（元就の兄）を失い、曾孫（兄の長男）まで失った。
一時は出家するとまで落ち込んでいたのだが、元就のためにもう一働きすると決意して数年。
今でいう認知症が出始めている様子なのが辛い。
もう先は長くないのは分かっているのだが、少しでも心穏やかに過ごせるように願うしかない。

この「毛利元就」は1997年に放送された作品。
当時、広島に住んでいたので、聞き慣れた地名に何度もおぉ～と思ったものだ。
今でもなんだか懐かしくなってしまう。
出演している皆さんも若い！
今だったら単独でクレジットされるような方々が2人一緒にクレジットされているのを見ると、時代の違いを感じてしまう。
いや、もちろん、単独でクレジットされるような役柄じゃないというのもあるんだろうけど。
そういう役柄を経て、今の皆さんがあるんだな～と思うと、感慨深いものを感じてしまう。

すでに22話の時点で、上川隆也さん、高橋由美子さんが息子・娘役として登場している。
今後、松重豊さん、恵俊彰さんが登場する。
松重さんの元春が大好きなので、登場を心待ちに（DVDなのだからすっ飛ばせばすぐだが）している。