今後どうなっていくのか…。

何気なくニューストピックを見ていたら、見つけた「地毛証明書」。
都内の高校の多くで提出を求めている、というものだった。
2017年の現在でも、未だ行われているということに驚いた。
そして、ふと思い出したのが、近所に住むハーフの姉弟ちゃんたち。
あの子たちはまだ保育園児だから、「地毛がどうのこうの」という時代はまだまだ先だろうけど…。
お父さんが黒人の方なので、子どもたちの肌の色も黒い。
近所で、普通に生活している黒人の方に出会うなんて思っても見なかったので驚いたけど、凄く優しそうなパパさん。
髪の色はお姉ちゃんも弟くんも黒だから、それについては、高校に入っても問題にはならないだろう。
問題になるとしたら、その髪質だろうか。
お姉ちゃんはそこまでないのだが、弟くんは髪の毛チリチリ。
肌の色とパパを見たらすぐに「パパの遺伝子が強いんだ」と分かるんだけどね…。
あるところで、外国籍の父親を持つ子の髪の色が父親寄りだとして指導を受けたという話を聞いたことがある。
国際結婚も増えているこの世の中で、「日本人の髪の色＝黒」という図式はもはや成り立たない。
日本人同士の両親から生まれた子だって、色素が薄かったりして茶色っぽい色の髪を持つ子だっている。
それに、成長するにつれて、髪質が変わっていくという子だっているだろう。
一概に「地毛であることを証明せよ」と言われたって困ることだって出てくると思う。

国際結婚で生まれた子たちの髪を問題にしていたら、下手したら国際問題に発展しかねない。
ルールは必要だろうけど、人格を否定しかねないものに関しては、今後見直しなどが必要になっていくんじゃないかと思う。