ホーリーの日々

捻転?

今日は比較的暖かく、過ごしやすかった。
こんな日は、
庭の木々にとまっている鳥のさえずりが、
合唱のように朝から賑やかだった。
あの寒さから解放された一時を鳥たちも喜んでいるのかな?

それと、14歳の時のことを。

季節は今頃だったかな?
塾から帰って、食事と入浴を済ませ、
歯磨きしている時、
突然、、、激しい腹痛に襲われた。
と同時に嘔吐もした。

痛みは今にも気絶しそうな激痛で、
我慢とか言ってる場合ではなかったから、
MOM~っ!痛いっ、救急車
この言葉を言うのが精一杯だった。

私から救急車をお願いしたのは初めてなので、
も驚き、何処が痛いの?と聞いてくるのだが、
メチャ痛くて応答できる余裕はない。
とにかく救急車を呼んでもらった。

救急隊員の方からも色々と質問されるのだが、
やはりお応えすることは出来ない。

は119番へ連絡した際の状況を知り得る範囲で説明していた。
「夕飯も入浴も問題なく済ませて、
歯磨きをしていたようです。
その時、突然、痛い!と私を呼びましたから、
何らかの前兆は無かったように感じます」

私は下腹部をずっと押さえているので、
痛みの場所は把握して下さったようで、
隊員の方が「観察してますと、どうやら患部が下腹部のようなので、
婦人科のある所に搬送させて頂きます」と。

この時、身体中が汗びっしょり。
痛い!とも言えない、もう通り越えた激痛で、
身体を胎児のように丸めて、病院へ着くまで耐えていた。

は一緒に救急車に付き添ってくれていた。
それだけで安心だった。

病院へ着くと、触診やら採血やらして、
CTも撮った。
全ての結果が出るまでは、痛み止めの点滴で待った。

で、告げられた病名が、、、
卵巣嚢腫」&「軽度茎捻転」という診断だった。
それまで聞いたことの無い病名で、
少し怖かったことを覚えている。

その時の担当医からは、
私がまだ子供なのでに説明して下さった。
「この程度の茎捻転の場合、自然に治ると思います。
その場合、再発しやすいので、
治療(手術など)された方がベストだと思います。
娘さんの年齢も14歳ということですし、
そういったことも踏まえた上での治療を考える必要があります。
今日は救急なので通常診察してませんから、
紹介状は書いておきますから、
明日、もう一度、今後のことを話し合って決めて下さい」
とのこと。

その後、少し眠ったような気がする。
何時間、経ったのだろう?
目覚めると、あの激痛は治まっていて嬉しかった。
横を見るとが手を繋いでいてくれた。
(診断後、新たな薬を点滴の中に注入されて、
改善したのだろう)
本当のところは分からないけど、
そんな感じだったかな?

は駐車場で待ってくれていた。
(ちなみには当時、滋賀県に在住)

翌日、診察で、
絶対に手術(摘出)はしたくない!可能な限りお薬などで治療したい!
との希望をお伝えしたら、
「飲みにくいお薬もあるけど頑張れる?
今ここで先生約束出来るかな?」
「はい、頑張れますっ!!」
と言い切った。

その日から投薬での治療が始まった。
錠剤もあったけど、
何よりも飲みにくかったのが漢方薬だった。
毎回、漢方薬を煎じて、コップに注ぎ、
飲み干すまで確認している。

飲み慣れるまでは時間が掛かった記憶がある。

お薬が効いてくれたのか?
それ以降、一度も再発することはなかった。

担当医に「もう大丈夫でしょう!」と言われるまで、
かなり長い年月、治療していたっけ?
ハッキリ覚えてないけど、22歳位までかな?

茎捻転、私は軽度で、あんなに激痛だったんだから、
重度の患者さんは、完全に気を失ってしまうんじゃないかな?

とにかく人生で一番、痛かった出来事だった。
マジ、2度と経験したくないよ!!!
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