Sting の天才っぷりは、The Police 時代から遺憾なく発揮されてて、
この次のアルバム 『... Nothing Like the Sun』 で頂天に達すると思うんスが、
わい的には、あっちは冬に聴くアルバムで、夏はこっち。
The Dream of the Blue Turtle / Sting
★★★★☆
スティングが初めてジャズのテイストを持ち込んだアルバムであるワケですが、
わいには
「音楽は湿気を運んでくることもできるんや。」
と気づかせてくれたアルバムでもあるのどえす。
https://www.youtube.com/watch?v=LSGl3d4KOMk
「晩夏 誰そ彼時の驟雨のなか、小さく届く遠雷とともに...」
実はこのネタは、数年前からあたためてはいたのですが、
このアルバムが発表された当時とは、日本の気象も全く変わってしまい
「あの遠雷の下では、命に関わる甚大な被害が起こっているのか」
と考えると、呑気なネタをアップする気にはならなかったんす。
これからは、「異常気象」という言葉もあまり聞けなくなり(異常が続けば、それが通常)、
「50年に一度」とか「100年に一度」とかいう表現も通用せず、「記録更新」の連発になるんでしょーな。
散々痛めつけられたお返しに、地球が人間を排除しようとしてるとしか思えん。
(誠に不謹慎ながら)人間が滅びるのは自業自得やが、
あの濁流のなか、罪もなく流されている小動物たちを思うと不憫でならん。
晩夏 誰そ彼時の驟雨のなか、小さく届く遠雷とともに聴くこのアルバムが大好きやったのどえす。
https://www.youtube.com/watch?v=panj9vwjTiI