Chicago51

ギター、ジャズ、BABYMETAL...ぼちぼちと

Livin' on the Edge

2016年11月19日 | Gibson L-50 ('35)
そーだ、そーだ L-50なのである。


まざぁー、何も言わずとも、ブロンズのアコギ弦張って、出荷してくれた三木楽器アメ村店さんに感謝w
さすが、このテのギターのセールスポイントを分かってらっしゃる。



もぉーね、このギターはコレですわ ↓

https://www.youtube.com/watch?v=WagBNucykpo

ブロンズのアコギ弦張って、”爪”弾く!
「カラッ」とした木の鳴りには、スプルース、メイプル、マホガニーとハカランダの旨味が凝縮されておる。
そして、ラウンドワウンド弦の 爪に纏わりつく顆粒感と少々の粘りケ。

う~ん

いなたい!

アーシー!


1Fの2弦、3弦の下
2Fの2~5弦の下
が、自然とスキャロップされるワケがよ~くわかる。
ラグタイム、カントリーブルースの名手になった気にさせてくれる音。

この年代のL-50と、L-48にのみ、与えられた特権ですな!


フラットワウンドを張って、親指のハラ弾きすれば、しっとりとしたジャズ・サウンドが間違いなく出そうですが、
JAZZ BOXは他にゴロゴロあるんで、四の五の云わず、コレですわ。



そのほか、音の特性はイロイロごーざーすが、

”音のデカさ” と ”ナチュラルなリヴァーブ” ですな。

音のデカさとボディー全体が ”鳴り切ってる感” は、同じくトップのスプルースがとても薄く削りだされてるJPと共通してます。
同じ16インチでも、ボディーがやや薄いJPのほーが、音像がクッキリしてますが、
フルデプスが齎す、尋常やないこの ”リヴァーブ” は、これはコレで素晴らしい。




でも正直セッティングは苦労しやしたわw

やって来たときは、12Fの実音が1音以上シャープしてて、オクターブ・ピッチ調整しよーにも

ブリッジをテールピース側にズラすと、
ハイフレット側の弦高が高くなりスギ、弾きづらい。
ローフレット側の弦高とのバランスも悪い。
でも、
トラスロッドは経年で固まってるし、
ブリッジ・サドルはこれ以上下がらない(トップ落ち全くなし!)

現在は、見た目 ややテールピース寄りかな?ってくらいの、ごく普通な位置に収まってやすが、
弦を緩めては、
ブリッジの位置調整。
弦を緩めては、
各弦のピッチのバラツキを矯正するため、微妙にブリッジの角度を調整。
を繰り返し、
なんとか、12Fの実音が 1/4 音#程度まで、もってけやした。

ま~こんなもん、いなたさの旨味調味料みたいなもんすわw


気づけば、弦高は快適、指板上のデッドポイント全くなし、という奇跡的な結果。





いやぁ~ しっかし

この音

この演奏性

ブッチャーの額みてぇな、トップのクラックをふくめた、コンディション...


楽器として、ギッリギリのピークに達してることを パなく感じやすわw





 


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