まずは、これら 2 曲をお聴きあれ。
https://www.youtube.com/watch?v=ePYm_2r15N8
https://www.youtube.com/watch?v=OB0L3GTxJps
Introducing / Doug Raney
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★★★★☆
#1 Mr.P.C.
#2 Someone to Watch Over Me
#3 Bluebird
#4 the End of Love Affair
#5 Casbah
#6 I Remember You
#7 Like Someone in Love
#8 Unit 7
#9 On Green Dolphin Strret (Bonus track)
Doug Raney: g
Duke Jordan: p
Hugo Rasmussen: b
Billy Hart: d
Recorded Sep. 28 & 29,1997
ワテの好きなトップ・ジャズギタリストCBRの一角 Jimmy Raney 。
その子息 Doug の名は知っておりましたし、
”ギターを弾くリトバルスキー” 的風貌の 1st. アルバムのジャケ写は、かなり前から存じ上げておりましたが、
多くの CD レビューに共通の
”弾きまくり”
”Pat Martino”
というキーワードは忌避するに足るギタリスト / アルバムやったのです。
特に「最近の弾きまくるギタリストにロクなのは いねぇ!」っちゅー頑固な決めつけは相変わらずッス。
まぁ、ワテの”最近”っちゅーのは、80年代後半以降っすけどね。
昔の弾きまくるギタリストはホンマ凄かった。
その Doug はんも、今年5月逝ってしまい...よく、拝読させていただいておるブログ主さんが Doug を推されていたもんで、
「まずは、1st.から」
と取り寄せてみたんです。
結果、一発で気に入りましたわ!
まずは、コンボ・アンサンブルが良い。
ギターがリードのカルテットとしては、オーソドックスな Bass、Drums、Piano、Guitar の構成ですが、コレが緩急ストレートのみの真っ向勝負で実に清々しい!
アルバムのアタマに、John Coltrane の 『Mr.P.C』、ケツに Sam Jones の 『Unit 7』 という 速球ストレートを配置してハリを付けてますが、
これらもけっして 160キロ越の剛速球ってわけではなく、せいぜい140キロ前半。
#2 に冒頭で紹介の美曲 『Someone to Watch Over Me』 をいきなりもってくるアタリ 只者ではない。
#3 に Charlie Parker の 『Bluebird』 、 #4 に 『the End of Love Affair』 とスピード / トーンに変化をつけ、
本アルバム 緩の極み、ピアノとギターのみで10分越の大曲、#5 『Casbah』 へ...当時 21 才でこの表現力...っぱ只者ではない。
そして、ジャズ・スタンダード #6 『I Remember You』 、#7 『Like Someone in Love』 で、緩急を付けて(聴きごたえたっぷり)...
#8 『Unit 7』 へ。
続いて、Doug のギター・スタイルですが、Charlie Christian の流れを汲む親父の影響大ですな。
数曲で、他のパートのバッキングをコード弾きする以外、流麗なシングル・ノートのリード・オンリー。
ストレート勝負と申しやしたが、そこには 21才らしからぬ成熟した表現力がございますので、決して飽くよーなことはござーせん。
このあたり 『Introducing』 の Kenny Barrell はんに似てますな。
シングルノートの Wes ともいえるよーな挑戦的なフレーズも、ところどころ聴かれます。
他のアルバムでどーか?は未知っすが、”弾きまくり”っちゅー印象は受けませんでしたな。
親父さんや、Tal はんの弾きまくりは、こんなレベルやなかったw
そして、最後...Chibago51 としては、コレを最初にもってきたかったんすが...ギターの音が良い!!
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その容姿から、P-90後付けの L-7Cであって欲しいトコなんスが、ストレートに判ずると、P-90一発の Gibson ES-350 でしょーな。
っぱ ES-350 かぁ~
どの曲も、柔らかでウォームなサウンド / トーンが素晴らしいっスが、
特に 『On Green Dolphin Strret』 、 『Like Someone in Love』 、 『Casbah』 あたりで聴ける ハイのエッジが生々しい音は、ジャズ・ギターの音として最上級。
これぞ P-90!!
これぞ ギブソン Jazz Box Sound !!
聴かず嫌いはダメ!よ。
https://www.youtube.com/watch?v=ePYm_2r15N8
https://www.youtube.com/watch?v=OB0L3GTxJps
Introducing / Doug Raney
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★★★★☆
#1 Mr.P.C.
#2 Someone to Watch Over Me
#3 Bluebird
#4 the End of Love Affair
#5 Casbah
#6 I Remember You
#7 Like Someone in Love
#8 Unit 7
#9 On Green Dolphin Strret (Bonus track)
Doug Raney: g
Duke Jordan: p
Hugo Rasmussen: b
Billy Hart: d
Recorded Sep. 28 & 29,1997
ワテの好きなトップ・ジャズギタリストCBRの一角 Jimmy Raney 。
その子息 Doug の名は知っておりましたし、
”ギターを弾くリトバルスキー” 的風貌の 1st. アルバムのジャケ写は、かなり前から存じ上げておりましたが、
多くの CD レビューに共通の
”弾きまくり”
”Pat Martino”
というキーワードは忌避するに足るギタリスト / アルバムやったのです。
特に「最近の弾きまくるギタリストにロクなのは いねぇ!」っちゅー頑固な決めつけは相変わらずッス。
まぁ、ワテの”最近”っちゅーのは、80年代後半以降っすけどね。
昔の弾きまくるギタリストはホンマ凄かった。
その Doug はんも、今年5月逝ってしまい...よく、拝読させていただいておるブログ主さんが Doug を推されていたもんで、
「まずは、1st.から」
と取り寄せてみたんです。
結果、一発で気に入りましたわ!
まずは、コンボ・アンサンブルが良い。
ギターがリードのカルテットとしては、オーソドックスな Bass、Drums、Piano、Guitar の構成ですが、コレが緩急ストレートのみの真っ向勝負で実に清々しい!
アルバムのアタマに、John Coltrane の 『Mr.P.C』、ケツに Sam Jones の 『Unit 7』 という 速球ストレートを配置してハリを付けてますが、
これらもけっして 160キロ越の剛速球ってわけではなく、せいぜい140キロ前半。
#2 に冒頭で紹介の美曲 『Someone to Watch Over Me』 をいきなりもってくるアタリ 只者ではない。
#3 に Charlie Parker の 『Bluebird』 、 #4 に 『the End of Love Affair』 とスピード / トーンに変化をつけ、
本アルバム 緩の極み、ピアノとギターのみで10分越の大曲、#5 『Casbah』 へ...当時 21 才でこの表現力...っぱ只者ではない。
そして、ジャズ・スタンダード #6 『I Remember You』 、#7 『Like Someone in Love』 で、緩急を付けて(聴きごたえたっぷり)...
#8 『Unit 7』 へ。
続いて、Doug のギター・スタイルですが、Charlie Christian の流れを汲む親父の影響大ですな。
数曲で、他のパートのバッキングをコード弾きする以外、流麗なシングル・ノートのリード・オンリー。
ストレート勝負と申しやしたが、そこには 21才らしからぬ成熟した表現力がございますので、決して飽くよーなことはござーせん。
このあたり 『Introducing』 の Kenny Barrell はんに似てますな。
シングルノートの Wes ともいえるよーな挑戦的なフレーズも、ところどころ聴かれます。
他のアルバムでどーか?は未知っすが、”弾きまくり”っちゅー印象は受けませんでしたな。
親父さんや、Tal はんの弾きまくりは、こんなレベルやなかったw
そして、最後...Chibago51 としては、コレを最初にもってきたかったんすが...ギターの音が良い!!

その容姿から、P-90後付けの L-7Cであって欲しいトコなんスが、ストレートに判ずると、P-90一発の Gibson ES-350 でしょーな。
っぱ ES-350 かぁ~
どの曲も、柔らかでウォームなサウンド / トーンが素晴らしいっスが、
特に 『On Green Dolphin Strret』 、 『Like Someone in Love』 、 『Casbah』 あたりで聴ける ハイのエッジが生々しい音は、ジャズ・ギターの音として最上級。
これぞ P-90!!
これぞ ギブソン Jazz Box Sound !!
聴かず嫌いはダメ!よ。