「大先輩的皆男兄弟、黒烏」
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Blind Willie McTell
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12弦ギターの響きと、物憂げで気怠い歌声が印象的なブラインド・ウィリー・マクテル。 ’20~’30年代のベスト盤に収録されてるのは、ラグタイム・ギターの曲と、プリミティブなカントリー・ブルース・ギターの曲が半々くらいでしょうか。
『Come Around to My House Mama』、『Searching the Desert for the Blues』、『Dark Night Blues』、『Kind Mama』、『Southern Can Is Mine』あたりのラグタイム・ギターは、物憂げなヴォーカルが災いしてか、ブラインド・ブレイクのそれに比べ、なんか地味...なんですが、
『Atlanta Strut』
こいつは凄い!
やたら繰り出す変拍子、変調が生み出す疾走感の凄いこと。 笑うしかおまへんがな。
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カントリー・ブルース・ギター・スタイルの曲は、スライド・プレイをキメる『Three Women Blues』や、『Love Changing Blues』を筆頭に、聴けば聴くほど味の出る渋~い佳曲ぞろい。
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