Djangoloy / Django Reinhardt
★★★
#1 I Saw Stars
#2 After You've Gone
#3 Heavy Artillery (Artillerie Lourde)
#4 Beyond the Sea (La Mer)
#5 Minor Swing
#6 Menilmontant
#7 Brick Top
#8 Swing Guitar
#9 All the Things You Are
#10 Daphne
#11 (It's Only a) Paper Moon
#12 Improvisation on Tchaikovsky's "Pathetique" (Andante)
#13 The World is Waiting for the Sunrise
#14 Djangology
#15 Ou Es-tu Mon Amour?
#16 Marie
#17 I Surrender, Dear
#18 Hallelujah
#19 Swing 42
#20 I'll Never Be the Same
#21 Honeysuckle Rose
#22 Lover Man (Oh, Where Can You Be?)
#23 I Got Rhythm
Django Reinhardt (g)
Stephane Grappelli (vn)
Gianni Safred (p)
Carlo Pecori (b)
Aureloi De Carolis (d)
久しぶりにこのテの音に触れ、思わずうれしくなりやしたw
ジャケットと、とにかく有名ってことで、まずはこのCD買ったんですが、これって、1949 年、ローマでの録音なんスね。
チャーリーより前っちゅー先入観があったんで、以外でしたわ。
ジプシー(ロマ)音楽と、スウィング・ジャズを融合させたジプシー・スウィング。
ボーダレスなジャンゴのギターのみならず、
エスニックな Stephane Grappelli のフィドルに、
スウィンギーな Gianni Safred のピアノ
が効いてる。
ジャンゴのギターですが、大火傷によって負った、左手の薬指と小指がほとんど使えないという、
ギター弾きとしては致命的なハンデを克服し、生み出した独自のコード・ワークと運指が、ジャンゴだけの音世界を構築している。
このあたりは、戦前のカントリー・ブルースマン達と相通ずるものがありますな。
複雑なコードは押さえられませんから、単音演奏に走らざるを得なかったのかもしれませんが、即興性溢れるソロの旋律は光り輝いてるw
Benny Goodman Sextet でも、Minton's Playhouse でも、ジャンゴの曲を多く演奏しているチャーリーはもちろん、
このアルバムを聴いたあと、各々の CD を聴いてみると、ケニーにしても、バーニーにしても、グラントにしても...
いたるところに、ジャンゴが散りばめられてるのが分かりやす。