Chicago51

ギター、ジャズ、BABYMETAL...ぼちぼちと

♪パリの散歩道にぃ~はぁ~♪

2013年09月26日 | Jazz CD

♪カサカサ落ち葉のメロディー♪

 

Jimmy Raney Visits Paris / Jimmy Raney

★★★★

#1 Fascinating Rhythm
#2 Too Marvelous Words
#3 Cherokee
#4 Everything Happens to Me
#5 Night and Day
#6 Someone to Watch over Me
#7 Tres Chouette
#8 Imagination
#9 Dinah
#10 Love for Sale
#11 Have You Met Miss Jones
#12 What's New

Jimmy Raney (g)
Bobby Jasper (ts)
Roger Guerin (tp)
Maurice Vandair (p)
Jean-Marie Ingrand (b)
Jean Louis Viale (d)

 

1954 年 2 月 10 日、パリにて、現地ミュージシャンとのセッション録音。
当時のパリは、ユーロ・ジャズの最先端都市だけあって、素晴らしいクオリティー。
ギターのトーンを上げて、いつにも増し、ジミーのノリもええです。

軽快な #1 、#2 でスタート。
柔らかく心地よいボビーのテナーとロジェのトランペット。
輪郭がクッキリとした素に近い ジミーのギター・サウンドに、とてもよく合う。
モーリスのピアノ、ジャン=ルイのドラム、ジャン=マリーのベースとともに、とびっきりシックなヨーロピアン・ジャズ・アンサンブル。

そして、定番のアップ・テンポの・スタンダード・ナンバー #3 へ
芯が強く、ざらついた鋭角なエッジが生々しいギター・サウンドが駆け巡ります。

ムーディーなマイナー調スロー・ナンバー #4
この曲を聴いて、秋のパリの街景を思い浮かべない人は おるのやろか?
落ち葉が舞うようなボビーのテナーに、モーリスのピアノ...そしてジャン=ルイのブラッシング。

テンポ・アップし 軽快なスウィング・スタンダード #5 への流れも秀逸。
ロジェのトランペットが見事に引き継ぎますw

そして、極めつけのワテでも知ってるスタンダード・ナンバー #6。
スモーキーなボビーのテナーに、ジミーのギターが絡みます。
素の音に、少々甘味がブレンドされた このギターの音が一番好きやな。

LP盤だとここまでがA面なのかな。 見事な曲の流れでB面へ...

テナーとギターが絡み合う流麗な #7。

十八番の極上スロー・ナンバー #8

超攻撃的アップ・テンポ・ナンバー #9。 ここまで速い曲を演る Jimmy は珍しいんで、貴重。

#10 う~ん、この曲のギターの音も素晴らしい!

ラスト前に、定番スタンダードで、ひと盛り上がり #11。

そして、#12 ...ラストシーンは、再び、冷気を帯びた風が吹き始めた、落ち葉舞うパリの公園にて。

 

ブラボーwwwww

 

さて、ジミーですが、どこを見ても「地味」「地味」「地味」「地味」・・・言われてるのが、ワテには理解できん。
たしかにエモーショナルではないですが、この人の演奏、音は、絵画的といったほうが好いでしょうw
奇しくも 『Imagination』 て収録曲もありますが、一曲ごとのカラフルな風景が思い浮かぶ...

 

一番好きなジャズ・ギタリストやな。
そのES-150の音は、もっとも美しいジャズギター・サウンドやと思いやす。

 


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