第4話 サラが我が家にやって来た・・・（３）

　Fさん一家との最後の家族写真を撮って、Fさん一家は、寂そうに帰って行きました。
　「遠いところをありがとうございました。大事に育てていきます。いつでも、様子をお知らせします」
　本当に、別れの辛さと迎える嬉しさが入り混じる瞬間です。

　新しく来たワンちゃん。2006年（H18年）8月12日生まれ。一人っ子。メス。

　一匹残されて、親犬とかFさんを探す様子はあまりありません。安心するようにとFさんが置いて行ってくれた、毛布に親の匂いが付いていていつでも親がいるような感じがしたのでしょう。

　さっそく、ワンちゃんの名付けです。先にやって来た、ロンちゃんの名前も中国語からとったので、今度も、中国に関連付けて決めることにしました。それは、近くに中華料理店で「沙羅」というお店があります。そこからとって「サラ」と決めました。
　我が家の「沙羅ちゃん」誕生です。
　「サラ、サラ」と読んでやると何となく自分のことを言われているような反応です。

　サラちゃんも、家に来た夜は、「夜泣きするよね」と心配していましたが、疲れたせいかぐっすりと寝つき、全く夜泣きはしませんでした。

　慣れるのが凄く早いサラちゃんです。暫くは、ロンとサラは別々の部屋で離しておきました。廊下をはさんで、それぞれの部屋にゲージを置いて別居生活です。

　サラは、廊下で遊ばせました。良く一人遊びします。

　

　袋とか、靴下とかで良く遊びました。

　

　ロンは、それをドア越しに見詰めていました。サラは、そんなことは全く気にせずに一人遊びに夢中です。

　

　1週間ぐらい離しておきました。そしていよいよ、ロンちゃんとサラちゃんのご対面です。　　　　　　（・・・つづく・・・）