あまり楽しい話じゃなくてすいません。
先日から報道されている片山右京氏の富士山遭難のニュース。
行方不明だった二人スタッフの一人、宇佐美栄一。
彼は高校の同期で、同じ写真部の友人だ。
彼がニコンF フォトミック、当時でも古くて重いカメラを担いで写真をやっていなければ僕は写真部に入らなかっただろう。
写真を始めたのは、他でもない、宇佐美の影響だ。
たがみよしひさの「軽井沢シンドローム」が好きで、主人公をまねて迷彩柄のバンダナを頭に巻いていたにこやかな、人懐っこい笑顔が脳裏をよぎる。
残されたブログのそれは、当時と少しも変わらず、宇佐美が逝ってしまったとは、いまだ信じられない。
彼に写真の楽しさを教えてもらわなければ、大学で写真同好会に入らなかっただろう。
山さん、かさぴー、信ちゃん、青島、西君や、写真同好会で出会ったカミさんとも出会わなかった。
そして、広島に来てこうしてのんびりジャズを聴きながら床屋をする事もなかった。
今の僕があるのは、高校のとき出会った宇佐美栄一のおかげと言うのは決して言い過ぎではない。
写真なんて食って行けない。そう言って、プロの路に進む宇佐美と酒をかわしたこともある。
ザイルを片手に身体を預け、手を一杯に伸ばして写真を撮るそのそぶりが思い出される。
宇佐美は大好きな、山と写真で飯を食っていた。このニュースで詳しくそれを知った。
僕はどうだ。今の人生に不満は無いが、宇佐美の短すぎる人生がとても輝いて見えた。
いまだに信じられない。驚いたでしょうと人に聞かれるが、驚きを通り越して、感情があらわせない。
そう思うと片山右京氏が「突然泣き出し、大きくため息をついて、そして動かなくなった・・・」
宇佐美の無念さを知る最後に姿があたまにうかぶようだ。「山で死ねて本望」そんなはずはない。
残された家族の事を思うと無念でならなかったと思う。
今はただただ、宇佐美の面影が走馬灯のように頭の中を駆け巡る。
冥福は祈らない。
おまえは死んじゃいけないんだ!
http://xcr.at.webry.info/
先日から報道されている片山右京氏の富士山遭難のニュース。
行方不明だった二人スタッフの一人、宇佐美栄一。
彼は高校の同期で、同じ写真部の友人だ。
彼がニコンF フォトミック、当時でも古くて重いカメラを担いで写真をやっていなければ僕は写真部に入らなかっただろう。
写真を始めたのは、他でもない、宇佐美の影響だ。
たがみよしひさの「軽井沢シンドローム」が好きで、主人公をまねて迷彩柄のバンダナを頭に巻いていたにこやかな、人懐っこい笑顔が脳裏をよぎる。
残されたブログのそれは、当時と少しも変わらず、宇佐美が逝ってしまったとは、いまだ信じられない。
彼に写真の楽しさを教えてもらわなければ、大学で写真同好会に入らなかっただろう。
山さん、かさぴー、信ちゃん、青島、西君や、写真同好会で出会ったカミさんとも出会わなかった。
そして、広島に来てこうしてのんびりジャズを聴きながら床屋をする事もなかった。
今の僕があるのは、高校のとき出会った宇佐美栄一のおかげと言うのは決して言い過ぎではない。
写真なんて食って行けない。そう言って、プロの路に進む宇佐美と酒をかわしたこともある。
ザイルを片手に身体を預け、手を一杯に伸ばして写真を撮るそのそぶりが思い出される。
宇佐美は大好きな、山と写真で飯を食っていた。このニュースで詳しくそれを知った。
僕はどうだ。今の人生に不満は無いが、宇佐美の短すぎる人生がとても輝いて見えた。
いまだに信じられない。驚いたでしょうと人に聞かれるが、驚きを通り越して、感情があらわせない。
そう思うと片山右京氏が「突然泣き出し、大きくため息をついて、そして動かなくなった・・・」
宇佐美の無念さを知る最後に姿があたまにうかぶようだ。「山で死ねて本望」そんなはずはない。
残された家族の事を思うと無念でならなかったと思う。
今はただただ、宇佐美の面影が走馬灯のように頭の中を駆け巡る。
冥福は祈らない。
おまえは死んじゃいけないんだ!
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