□本日落語一席。
◆三代目柳家権太楼「芝浜」(寄席チャンネル『粋 らくご』)。
東京日本橋三越劇場、平成29(2017)年12月28日(三越落語会特別企画「三越師走寄席」)。
当代権太楼が、「芝浜」を昔から手がけていたのか、ある時点から演るようになったのかはわからないけれど、自分として聞くのは初めてだった。柳家権太楼の落語を聞くのは、一年間にいったい何回あるのかというくらいに、すこぶる聞く機会が多い。それだけ人気者だというのがよくわかる。しかし、それでも「芝浜」は初めて。めったに掛けないということか。
魚屋の名を勝公とせず熊としていたこと、拾った金の額を42両でなく50両としていたこと、女房が包丁や盤台の用意をしておく件(くだり)のカットなど、従来の「芝浜」を大胆に改変しての上演だった。とくに用意のカットについては、権太楼によほどに何かの解釈があると思われるが、それは聞く者が察しろということか。しばし考えてみることにしよう。
◆三代目柳家権太楼「芝浜」(寄席チャンネル『粋 らくご』)。
東京日本橋三越劇場、平成29(2017)年12月28日(三越落語会特別企画「三越師走寄席」)。
当代権太楼が、「芝浜」を昔から手がけていたのか、ある時点から演るようになったのかはわからないけれど、自分として聞くのは初めてだった。柳家権太楼の落語を聞くのは、一年間にいったい何回あるのかというくらいに、すこぶる聞く機会が多い。それだけ人気者だというのがよくわかる。しかし、それでも「芝浜」は初めて。めったに掛けないということか。
魚屋の名を勝公とせず熊としていたこと、拾った金の額を42両でなく50両としていたこと、女房が包丁や盤台の用意をしておく件(くだり)のカットなど、従来の「芝浜」を大胆に改変しての上演だった。とくに用意のカットについては、権太楼によほどに何かの解釈があると思われるが、それは聞く者が察しろということか。しばし考えてみることにしよう。