□本日落語二席。
◆桂福丸「書割盗人」(寄席チャンネル『上方百景』)。
東京お江戸日本橋亭、令和3(2021)5月23日(第17回「東京桂福丸を聴く会」)。
◆桂ざこば「強情」(MBSテレビ『らくごのお時間』第165回※年忘れSP)。
令和6(2024)年12月29日OA※平成9(1997)年OA『特選落語全集』。
あまり上演されない落語である。全体に笑いどころが少ないせいだろうか。上方の落語家はとくに笑いのウケを気にする向きは多い。
ただ、上方の落語家でこのネタを使いこなせるのは、桂ざこば一人ではないだろうか。この落語に登場する人物が、ひたすら桂ざこばその人に見えて、シンクロしたおかしみが醸し出される。この落語でここまで客を笑わせる落語家はそう多くいるまい。
いちおう当代の上方の落語家で、これを聴いたことがあるのは、桂一蝶と桂吉の丞のみ。この二人とてそう頻繁に演じているわけではない。ざこばが他界した今となっては、「強情」を聴く機会は減るかもしれない。
◆桂福丸「書割盗人」(寄席チャンネル『上方百景』)。
東京お江戸日本橋亭、令和3(2021)5月23日(第17回「東京桂福丸を聴く会」)。
◆桂ざこば「強情」(MBSテレビ『らくごのお時間』第165回※年忘れSP)。
令和6(2024)年12月29日OA※平成9(1997)年OA『特選落語全集』。
あまり上演されない落語である。全体に笑いどころが少ないせいだろうか。上方の落語家はとくに笑いのウケを気にする向きは多い。
ただ、上方の落語家でこのネタを使いこなせるのは、桂ざこば一人ではないだろうか。この落語に登場する人物が、ひたすら桂ざこばその人に見えて、シンクロしたおかしみが醸し出される。この落語でここまで客を笑わせる落語家はそう多くいるまい。
いちおう当代の上方の落語家で、これを聴いたことがあるのは、桂一蝶と桂吉の丞のみ。この二人とてそう頻繁に演じているわけではない。ざこばが他界した今となっては、「強情」を聴く機会は減るかもしれない。