□本日落語二席。
◆柳家小満ん「目黒のさんま」(衛星劇場『衛星演芸招待席』)。
横浜にぎわい座、令和元(2019)年12月7日(第二百七回「にぎわい座名作落語の夕べ」)。
大御所感のある小満んだが、たまにはこのようにごく軽いネタをこなして、トリを、大ネタ、後進の古今亭寿輔「文七元結」につなげるというのも一興であろう。
◆柳家小満ん「目黒のさんま」(衛星劇場『衛星演芸招待席』)。
横浜にぎわい座、令和元(2019)年12月7日(第二百七回「にぎわい座名作落語の夕べ」)。
大御所感のある小満んだが、たまにはこのようにごく軽いネタをこなして、トリを、大ネタ、後進の古今亭寿輔「文七元結」につなげるというのも一興であろう。
それだけに、今回の小満んは、師匠八代目桂文楽の逸話などをいつになく語っていたのはおもしろかった。
おもしろい逸話は二三あったが、その一つ。黒門町の文楽は、飯をよそうということにこだわって、茶碗にふわっとよそうようにしなければならなかったが、文楽没後、預かりで弟子になった五代目柳家小さんのところでは、そんな飯のつぎかたをすると、「小鳥の餌じゃねえ」と言って怒られたそうだ。五代目小さんは「飯は盛るもんだ」と言ったとか。そこで小満んの「もっとも、(小さんの本名で)名前を小林盛夫と言いましたが」と言って落ちをつける。
このように軽妙な小満んの語りはめずらしい。本編に入っても、弁当がないとわかった殿様が「どこぞに、マクドナルドでもないか……」などというのは、ちょっとめったに聞けない小満んのクスグリだ。
◆『笑点』大喜利:春風亭昇太(司会)/三遊亭小遊三・三遊亭好楽・林家木久扇・二代目林家三平・六代目三遊亭円楽・林家たい平(日本テレビ『笑点』第2702回)。
後楽園ホール、令和2(2020)年2月29日収録(2020年3月15日OA)。
後楽園ホール、令和2(2020)年2月29日収録(2020年3月15日OA)。