竹林亭白房

辰乃助「阿武松」★落語

□本日落語二席。
◆笑福亭鶴二「紙屑屋」(ラジオ関西『内海英華のラジ関寄席』)。
神戸新開地喜楽館、令和5(2023)年4月15日収録(昼席公演)※5月27日OA。

◆入舟辰乃助「阿武松」(NHKラジオ第一『NEXT名人寄席▽ネクストメイジン』)。
東京渋谷NHK放送センターCR505スタジオ、令和5(2023)年4月14日収録(5月27日OA)。
入船亭扇辰の二番弟子とのこと。それにしても、なぜ亭号が「入舟」なのだろう。「船」でなく「亭」がつかない。真打昇進で、それまでの亭号をかえて襲名するという例は、いくつもあるが、辰乃助はまだ二ツ目のようである。

Wikipediaによると、「亭」のつかない「入船」は過去に存在していたらしい。入船亭扇蔵の初代・二代目が入船扇蔵を名のったとのこと。
そして、辰乃助に「入船」の亭号を与えようというのは、師匠扇辰のアイディアとのことだが、「扇辰の兄弟子入船亭扇遊から『あんちゃん、辰乃助だったら「入舟」のほうがかっこいいよ』と言われたので『入舟辰乃助』とした」とあった。なるほど。してみると、「入舟」はこの辰乃助を嚆矢とするのか。

なかなか押しの強い語り口である。なお、最後、阿武松になる小緑改メ小柳長吉が、武隈との取組で勝ち、師匠錣山から炊きたての飯と梅干しをもらう。そして、もらった長吉が「梅干しが輝いて見える」と言うと、師匠が「どう輝いて見える」と受けて、「金星に見えます」と長吉が答えて落げをつけていた。
「阿武松」はもともと講釈ネタのようだし、落げをつけた一席というのは、聞いた記憶がない。辰乃助のオリジナルだろうか。
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