えんじゃけん

『イノセンス』

昨日は死から考えたことということで、
身近な人の死がどんなものかを考えて書いたわけですが、
その後、テレビで『イノセンス』というアニメ映画が放送されていました。
しかし、私がテレビを付けたときにはもう本当にラストシーンで内容は
人形が出たりしたんだなぁってくらいしかわからなかったんですけど、
その後に実際にその監督が出てきて軽部さんがインタビューを
しているところも放送されてました。
これ、7月に放送されたものを再放送していたようです。
そんなインタビューの中で昨日の話題に関連付けて興味深い話が
聞けました。

自分の体の認識についての話がありました。
物質的に見れば自分の境界線というものがはっきりしているようで、
でも、実際には物質的なものの見方で自分を認識している人は少なく、
境界線がとっても曖昧な中で私たちは生きているんではないだろうか?
という話だった。
例えば、夫婦のような長く連れ添った相手も自分の一部というような感覚。
その相手を失ったとき、胸にぽっかり穴があいてしまったような
感覚に襲われるのはつまりは自分の体の一部と無意識にも
意識しているからではないだろうかという話があった。
だから自分の体は物質的な一個の固体の人間だけではなく、
相手も自分の体と思うこともできるのではないか?という考え。

そう考えていけば、仮に大切な誰かを失ったとしても、
その一部は自分の中に残り、そして自分以外の人の中にも
その人の体の一部は残り、ずっと自分の中に、近くに存在し続ける。
今、自分が好きだなぁと思っている人の一人は自分の大好きだった
お婆さんを感じることがあります。
本人には言ってないけど。(^^;)
こういうことなのかな。
そう考えれば身近な人の死も乗り越えていけるのかも知れない。

それと人間が人形(人型のもの)を求めるということの話をしていて、
それも興味深い話でした。
これはまた別の機会に。

昨日は夜に友人が家を訪ねてくれました。
ありがたいことです。
パソコンの無線の様子がおかしくて時間あるときに見に来て欲しいと
お願いしてたんだけど、昨日来てくれて嬉しかったです。
昨日は人に会いたかったから。
何かしら気持ちってものも繋がっているんでしょうね。
昨日は上のようなことを考えてたから、その友達からいろんな友達を
感じることができました。(^^)

そうそう、『イノセンス』、今度レンタルして見ようと思います。
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