すると、玉堂美術館という美術館を発見しました。
なんでも、以前日曜美術館(テレビ番組)で紹介されたことのある
美術館らしく、今回一緒に旅をしたTさんはそのテレビを見て、
この美術館に来たことがあるのだという。
どんな美術館なのかを簡単に説明しますと、
日本画壇の巨匠・用合玉堂(明治6年―昭和32年)が
昭和19年~昭和32年に亡くなるまでの10余年を青梅市御岳で
過ごしたのを記念して建てられた美術館です。
玉堂美術館入り口
展示作品は、玉堂の15歳ごろの写生から84歳の絶筆まで幅広く展示。
展示替えは年に7回で、その季節に見合った作品が展示されます。
彼の描く作品は、写実を超えた自然の余韻を観るものに感じさせると
言われています。
実際に滝の絵があったんですけど、墨のみで描かれたその絵は
高さ3mくらいあったでしょうか。
本当にそこに滝が流れているかのような迫力があったんですよね。
本当に自分が滝の前に立っているような気持ちになりました。
パンフの解説に「一言で言えば、天地人の調和を持つ、自然以上の
自然である。山川草木、いずれもところを得て静かに、あるいは
生き生きと息づき、生きとし生けるものの営みが暖かく描かれ、
画に対う人々にひとしく故郷に抱かれたような安らぎを与える作品の
数々、生涯を通じて玉堂の描き続けていたものはそれであった。」
と書かれてありました。
たしかにね、自然以上の自然と言えるかもしれない。
観ていて気持ちがよかったもんな。
もし、こちらの方へ出向くことがあればおすすめです。
落ち着いた雰囲気の中庭
中庭を反対からみたところ