えんじゃけん

教育再生会議はカモフラージュ?

教育再生会議ってなんとなく憲法改正をするための
目くらましのような気がしてしまいます。

教育基本法が改正されたことはマスコミはあまり取りあげませんよね。
取り上げられるのはいじめとか、学力低下とかそんな話題ばかり。
平成18年12月15日、新しい教育基本法が、第165回臨時国会において成立し、
12月22日に公布・施行しました。
そして次には憲法第九条を変えようとしていると言われてますよね。

では、教育基本法の改正で一番の問題点と言われる教育行政について。
改正前は、

 「教育は不当な支配に服することなく、
 国民全体に対して直接に責任を負って行われるべきものである。」

だったものが、改正後は、

 「教育は、不当な支配に服することなく、この法律及び
 ほかの法律の定めるところにより行われるべきものであり、
 教育行政は、国と地方公共団体との適切な役割分担及び相互の協力の下、
 公正かつ適正に行われなければならない。」

となりました。

ここで、注目すべき言葉は「不当な支配」という言葉で、
改正前と改正跡では、「不当な支配」の意味合いが違うと言われています。
改正前は国からの不当な支配(国の戦争命令など)を意味しているんだけど、
改正後の不当な支配とは主に労働組合など国の命令に反対するものを
さしていると一説では言われています。
そうであれば、もし上の機関から何かを言われたら、それが例え、
倫理的に間違っていようとも教職員は国に絶対服従だということになります。

もし、憲法第九条も改正されるとすれば・・・、
この新・教育基本法とあわせて、子供たちを戦地に送り込むことが
できてしまう状態になってしまうんですよね。
学校が教育の場ではなく、軍人養成所となる可能性があるってことです。
だから、憲法第九条だけはストップをかけないと、
本当に今、日本は危険な状況といえます。

そう考えると、教育再生会議なんて国民の目を誤魔化す
カモフラージュに思えて・・・。
だいたい、現場の人間が一人も参加してない時点でもう理想論のぶつけ合い。
そのパフォーマンスを面白おかしく取り上げるマスコミ。
子どものことを本気で考えていれば、
上記のような教育基本法の改正はなかったはず。
もし、戦争になってしまったらいじめも何もあったもんじゃないですよね。
死にたくなくても死んでしまう状況になるんですから。

教育再生会議に教師の威厳を守るために「体罰の見直し」という案が
入っているというのを聞いて怖いなぁと思いました。
暴力が威厳なんでしょうか。

逆行する教育。
戦時教育まで遡らないよう、第九条は守り抜かないといけないですね。

徐々に、第九条改正のために地固めを進めてるかに見える政府。
教育基本法の改正はそのまず第一歩とも言われいています。
他に目を奪われ、知らない間に改正されてた・・・
なんて事がないようにしたいです。

上記のような意味でも野田マップが昨年暮れから今年初めにやった
「ロープ」は一人でも多くの人に是非見てもらいたい舞台です。
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