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えんじゃけん

カッコーの巣の上で

小栗旬主演「カッコーの巣の上で」を見てきました。

東京芸術劇場です。

 

ネタバレありで。

 

精神病院で話は展開するんですけど、いったい誰がまともでそうでないのか、

そして、ふつうとは何なのか、本当そう思います。

最後は、悲しくもあり、希望がある終わりなんですけど、

この作品の感想を・・・と言われると正直難しい。

しかし、婦長のような人、現実にもいるよね~。

あれは自覚しての圧力なのか、なんなのか?

とりあえず、自尊心の小さな人で服従させることで満足感を得るタイプの人なんだろうなぁと。

あんな人がいると、本当、日々、苦しいよね。

自分が相手を苦しめているのに、それに自覚がない。

しかし、最後、主人公(旬)が死んだときに、婦長は主人公の手を握るんですよね。

もう、前頭葉をとられて思考のできない彼の手を。

そして「これでいいのよ」的な微笑んで言うんです。

前頭葉をとることで、服従させた満足感からのセリフなんでしょうか?

はっきりいって、この婦長が一番、精神がやんでいるんじゃないかなぁと。

 

それでカッコーの巣の上でのカッコーの巣って?

って思って少し調べたら、カッコーの巣って精神病院って意味があるそうですよ。

なんで、カッコーの巣を精神病院にしたんだろう?

カッコーは他の鳥の巣に卵をうんで、その卵がもとからあった卵よりも

早くかえって、その生まれたひなが他のひなよりどんどん育つんですよね。。

精神病を抱えている人をカッコーの巣とたとえるなら、それに対して、

新しい卵を産んでその人自身を変えようとするところなのあなぁと。

それも、精神病っていうけど、どんな人も何かしら問題を抱えているんですよね。

 

さて、話はかわり。

今日、この芝居に誘ってくれた人の話。

以前、私が「パリに友だちと行こうと思っている」と話したら、

パリは興味ないってなことを言われたんだけど、

今日、「今年、パリに行きたかったんだけど、一緒に行く子と都合が合わなくて」

みたいなことを言われてびっくりした。

「え?パリは興味ないんじゃ・・・」

「いや、行くならパリぐらいしか思いつかなくて」

え~~~?って感じでした。

聞き間違いでしょうか・・・・。

まあ、いんですけど。

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