Kent Shiraishi Photo Blog

北海道美瑛町の大自然や身近な写真を、
海外へ配信するArtistの呟き。

全く新しい発想のフォトコンテスト - 光画創作!

2021年12月04日 | ケント白石の科学的写真術講座
全く新しい発想のフォトコンテスト - 光画創作!
A work of art painted with light.

Photograph =光画=A work of art painted with light.
In the near future, we will be viewing our photographs on 8K monitors on a daily basis. At that time, I think that we will need excellent light images.
One of the things I would like to do next year is to hold "a contest for works of art painted with light", where people from overseas can participate. I'd be happy if I could make that happen!

初夢にはまだ早いんですが…ちょっと前に夢を見まして…
大御所写真家と写真について議論している夢だったんです…笑。

「…あるフォトコンテストの審査員をやって欲しい」そう頼まれて、でも僕が断る。何故なら「合成写真」と「普通の写真」を一緒に審査する「闇鍋」コンテストだったからです。そこから色々議論が始まって…結局僕が啖呵を切って「全く新しい発想のフォトコンテストを自分で開催します!!」そう話して、「やったるで!」そう叫んだところで目が覚めました~爆笑。
きっと以前書いた下記ブログ(2019年10月)から2年経っても、日本の写真文化は一向に進歩せず、日頃眼にする海外の新進気鋭の若い方達との差は広がるばかりと感じていました。

「日本のフォトコンテストが危ない! - このままでは日本の写真文化も廃れる!!」

例えば上のブログで書きましたが、いまだに殆どのコンテストではJpegデータもしくはプリントの投稿だけです。
★「合成加工部門」を作る。
★撮影したRAWデータ(加工も合成も全てが分かるデータ)を提出させる。


これさえも実行しているコンテストは殆ど皆無に近いでしょう。海外のメジャーなコンテストでは当たり前のことが、日本ではまだまだ行われていません。

しかもそもそも日本を基点にして、海外の人達が参加できる、いえ参加したくなるようなコンテストも、ほぼほぼ皆無に近い状況です。
一流はカメラ機材。これはライカ以外全て日本のメーカー製品と言っても過言ではないから当然です。しかし残念ながら写真文化は2流と言われても仕方がない状況。個人でいくら頑張っても文化はなかなか育ちません!

またコロナ禍で、簡単に海外と行き来も出来ない現状。
さあどうする?
嘆いていても仕方がない。
何か行動を起こさないと…そう、自分が動き、行動しないと…Artistは自ら文化を作るような行動を起こす人。そんな事を考えて悶々としていたある夜、上記の夢を見たのです…笑。

今まで開催されたことが無い、
『新しい発想のコンテストを行いたい - 光画創作』

Photographを写真と訳してしまった故に、狭い窮屈な発想に囚われてしまった日本の写真文化。 今後は「写真」という言葉の呪縛から離れて「光画」と考えないと、なかなか日本人は世界で活躍できないでしょう。 近い将来私たちは日常的に8Kで光画を見ることになるはず。その時には優れた光画が必要になると思います。 今のままなら、その多くは外国人の作品になるでしょう。

21世紀のデジタルPhotographyの時代は、新しいアイデアが必要になります。少なくとも僕はそう思っています。


This is a original photograph.
上の写真、高価なカメラで撮りました。
レンズも一式含めると軽自動車が買えますね!

しかし、既存のどんな優秀なカメラでも、部分的に光量や色を変えて撮影することは出来ません。つまり自分の眼で見ている景色をそこで再現出来ないのです。また同時に、将来それが出来る様になっても、再現するかどうか決めるのはあなた次第です。無理にそれをする理由も必要もありません。

上のオリジナルPhotoは、早朝、坂道で逆光の中で撮影したものです。私にとってこれを撮る意味は、絵を描くためのスケッチと同じです。言うなれば「スケッチ・データ」です。
例えばPhotographを光画、Photographyを光画創作と訳すなら、上のスケッチ・データは、次の様に光画創作する事も出来ます。


We are free to create our own light.
もちろん全く別な作品を創作するのも当然自由です。


This is a original photograph.
僕のPhotography講座の受講生も創作に参加され、一枚の同じ「スケッチ・データ」から色々な作品が生まれています。当然ですが、例え「スケッチ・データ」は同じでも、創作されたものは全て別な作品になります。これがとても面白いのです!









This is a original photograph. The three people in the picture are friends, all arranged according to my instructions. This is because at the time I took this photo, I already had an image of the finished work in my mind. In other words, when I took the photo, I intended to create the sunset later, on the right side of the photo.
またこの写真の場合は、写っている人物3人は知人で、全て僕の指示通りに配置されています。何故なら、既に撮影時に「完成作品イメージ」が出来上がっていたからです。つまり右側に夕日を創作する予定でした。

この時は天候が曇りで光が見えず、当然影も見えず、それが逆に光画創作に役立ちました。つまり光や影を自分で作れば良いからです。要するにこれも「スケッチ・データ」と考えます。センスと技術の差が作品に大きく出ます。まさに絵画の様なしかし光画です。
皆さんは絵画で無く、光画の画家になるのです!!
"You are not an ordinary painter, but a painter of light."






モノクロにも挑戦してみましょう!Try your hand at creating a monochrome light painting!

All of the above works were created using Adobe Lightroom. No compositing was used in any of these works. The hardest thing for anyone to do is to change their mindset. In the age of digital photography, the 21st century, we will need new ideas.
上記の光画作品は、全てRAWデータから現像して、Adobe社のソフト「Lightroom(光の部屋)」だけを使い、合成はしていません。もちろんコンテストを行うなら合成部門は別に作ります。

それこそAdobe社の様なソフト会社がスポンサーになって頂けると、ソフトの大きな宣伝にもなり、素晴らしいコラボが出来ると思うのですが…笑。

これから色々来年に向けて、実現出来るよう、努力していきたいです。
日本の写真文化、ではなく、Photography文化を少しでも向上させたいですね!!
(写真という言葉自体、もはや21世紀のデジタル時代には、僕は使いたくない気持ちです)

Artistにとって、
大切な心のモチベーションは「情熱」でしょう。
そして今既にある既存の文化や価値観に対して、変化させれる様な行動を起こせるか?
それが出来るかどうかが、
一般的なカメラマンとArtistの違いの一つだと、
少なくとも僕はそう考えています。

実現出来るかどうか?
それを考えて時間を無駄にするより、
出来る様に、楽しみながら、行動したいと思います。
来年も楽しみながら頑張りますので、
皆様のご協力、よろしくお願い申し上げます。
(#^.^#)


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ここからは、Kentの宣伝広告です!
ケント講座は、初中級者向けに、これまで4年間以上講義をして来ました。
その膨大な講義テキスト・動画は、受講生なら誰でもいつでもご覧頂く事が出来て、皆さんの自由な時間にしっかり学べます。
また2020年からは、8Kコンテンツに使用する「絵心」ある作品作りを、集中的に講義しています。

ここでケント講座の一般無料公開講座の一部をご覧に入れます。

『スマホで簡単に良い写真を撮る方法』(約18分間)

2018年3月からは、8Kモニターを使い、「現像とプリント制作の講座」を開始。ソフト「Lightroom」を使った現像をしっかり学び、モニター画像とプリントの色合わせや基礎的な印刷方法、さらには額装の仕方も学ぶ。
また同年春には講座内でフォトコンテストを開催。優れた作品35点を選出して、札幌市内のギャラリーカフェにて展示しました。参加された皆さんの楽しい雰囲気を次の動画でお伝えします。

★科学的写真術講座 受講生作品展 オープニングパーティー
(撮影:Hideyuki Nakatani)


講座では受講生が投稿した写真を動画で講評する事もしています。さらに世界に発信するための「意識」について、ブランディングを交えた講義もしています。

また僕が提供するTiffやRAWデータを受講生の皆さんが現像する課題も行っています。同じ元画像、つまり全く同じデータを、各自が創造力を持って現像し作品創作する。実はこの学習こそ、絵心を身につける最短の方法だと僕は考えております。多くの方は、この学習で、己の学習不足・努力不足を悟るはずです。投稿された多数の作品と自分の作品を比較して学ぶ事は、独学では絶対に出来ない、とても価値ある学習方法だと僕は思っています。

そして…僕の写真術講座は受講生が全国にいるので、皆さんが各地で盛んにオフ会を開いています。受講生の皆さんが自ら積極的に活動するのもこの講座の大きな特徴の一つだと思います。

2017年4月は受講生の協力によって、東京のソニーストア銀座で公開講義、および六本木のDMM本社で写真講評会を開催しました。そして11月は九州の長崎から始まり、そのまま北上しながら、全国で受講生だけの写真講評会・懇親会を開催しました。

全国で写真講評&講義


時には自ら撮影モデルに成ることも…笑

また2018年7月に、北海道室蘭市で開催された「撮りフェス」では、『ケント白石賞』まで作ってSONYの最新カメラを賞品としてプレゼントさせて頂きました。
★室蘭「撮りフェス」は最後に『ケント賞』で盛り上がって無事終了しました!

さらに2019年7月の第4回目「撮りフェス」では、DELL 8KモニターとEIZOの最新高画質モニターを同時に展示したモニター講演を開催。
日本が世界に誇る、精度が高く経年劣化に強いEIZOモニターと、世界唯一のプロが使用出来るDELL 8Kモニターを、贅沢にも2台並べて展示講習会を開きました。
(#^.^#)
そして嬉しい事に、今現在世界中のフォトコンテストで入賞者が相次ぎ、嬉しい報告がどんどん寄せられています。
入会金はもちろん無し、一ヶ月単位で入退会が自由。いつからでも入会出来、いつでも退会出来ます。さあ「科学的写真術」を学びたい方は次へどうぞ!すでに多数の皆さんが受講されています。

『ケント白石の科学的写真術講座』


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Kent Shiraishi is a Photo Producer and SAMURAI Photographer.
When it comes to art and design, the hottest thing out of chilly Hokkaido is photographer Kent Shiraishi. Mac enthusiasts working on the Apple operating system probably already have one of his simple yet arresting photographs – “Blue Pond and First Snow” – as wallpaper on their laptop screens. The Blue Pond, which Shiraishi has captured in every season, is fed from a volcanic hot spring, so its hyper-natural turquoise color can be partially explained by the presence of minerals.



Apple WWDC 2012 - MacBook Pro with Retina Display Introduction
(Blue Pond in Biei,Hokkaido)


Kent Shiraishi's "Blue Pond & First Snow" is chosen by Apple as one of its desktop backgrounds,now.
The Blue Pond in Hokkaido Changes Colors Depending on the Weather


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