Kent Shiraishi Photo Blog

北海道美瑛町の大自然や身近な写真を、
海外へ配信するArtistの呟き。

天才風景写真家 - 前田真三 生誕100年

2022年01月02日 | ケント白石の科学的写真術講座
天才風景写真家 - 前田真三 生誕100年
新年あけましておめでとうございます!
皆様いかがお過ごしでしょうか?

さっそくですが、1月1日の北海道新聞(北海道で100万読者を持つ新聞)に、天才風景写真家・前田真三氏の特集が組まれていました。
前田真三氏は今年生誕100年を迎えます。もちろん1998年に76歳で亡くなられていますが...



北海道新聞1月1日から抜粋

Happy New Year!
How is everyone in the world doing?
Right off the bat, in the January 1st edition of the Hokkaido Shimbun (a newspaper with a million readers in Hokkaido), there was a feature on the genius landscape photographer Shinzo Maeda. He celebrates his 100th birthday this year. Unfortunately, he died in 1998 at the age of 76...
In the feature, some of the people who were influenced by his work were featured. I was one of them. I also learned a lot from my conversation with Mr Maeda. Here is the newspaper article. Of course, the article is written in Japanese. Sorry!
Please read his biography below.
★Shinzo Maeda

美瑛町に住むきっかけになったのは写真家「前田真三」先生との出会いが縁である、そう書いてきました。それは間違いありません。また同時に、いつの間にか僕に一番大きな影響を与えた写真家が彼だと海外でも書かれる様になりました。確かに彼からは色々学びました。特に「セルフ・ブランディング」に関しては素晴らしく、先生の活躍されていた時代はもちろん亡くなられた今でさえ、前田真三を超える「ビジネスセンスのある写真家」にお会いした事はありません。その意味では写真はもちろんですが、それ以上に彼は僕にとって「セルフ・ブランディング」の師匠でした。

先生がご活躍された当時も今も、風景写真で優雅に食べている者など数少ないです。それこそ相当昔、僕の宿に泊まった元東大教授が前田真三先生の知人で、その彼が言うには、「前田真三さんはある時代写真家で日本一稼いだ男だったんだよ!」そう言われました。つまり風景写真家としてはもちろん、日本の写真家の中でNo.1に稼いだそうです。
「後にも先にも、あんな写真家はもう出ないだろう…。」そうも話されていました。

僕はそれを聞いた後で、さらに先生のビジネスセンスを研究しました。
掲載された記事では「ネガ」の貸し出しと書かれていますが、実際は「ポジ」です。つまり企業にフィルムの「ポジ」を有償で貸し出すビジネスもされていました。当時の日本の風景写真家は、まだ誰もそんな事を発想さえしていない時代にです。

きっと今先生がご存命なら、デジタル時代の新しい発想で、必ず世界に発信したはず。僕はそう思いまして、だったらどうやっただろう?そんな事を日々考えながら、これまで一人で奮闘してきました。

彼の風景写真家としての才能について書いている方は多いですが…ビジネスセンスを研究された方は少ないはずです。
例えば、企業に営業で自分の作品を売り込みに行く際は、必ずスーツ姿。そして手にする名刺は「株式会社…代表取締役 前田真三」。けして「写真家 前田真三」などと書かれた名刺は出さない。30年以上前から、彼は当然の様にビジネスを理解していました。

今の時代でも、僕に会いに来る人で「写真家 ナンチャラ」と書かれた安っぽい名刺を持ってくる方がいる中、前田先生は当時から、「そんな胡散臭い名刺を出したら、信用されないどころか、門前払いされる!」。企業戦士として、商社マン時代に学んでいらしたことが多く、企業で働いた事のない無知な写真家、もしくは「写真家」などと書かれた名刺が、他人に良い印象を与えると錯覚している人達とは大違いでした。

実は僕がApple社と契約する際に、当時大きなもめごとを起こし、もしかすると世界的な大企業を怒らせ、その話(契約)が無くなっていたかもしれない…そんな大変な事が起きました。その時に「前田先生ならどうするだろうか?」、
僕はその様に考え、今思い出しても、当時として最高の契約が出来ました。世界に出るのに先生の存在がどれほど役立ったか…ここで簡単に一言ではとても書けません。しかし僕自身が世界に発進する際に、前田真三先生の「意識」とりわけビジネス感覚は大きな支えになりました。改めて、先生には深く感謝しております。

そしてご案内になりますが、
先生のお孫さんである、写真家兼アートディレクターの前田景氏が、生誕100年を記念した企画展の計画を進めておられるそうです。
必ず成功されるよう祈願しております。また僕もぜひお伺いしたいと思っております。


(北海道新聞サイトから)

最後に今年はコロナも収束して、平穏な日々を過ごせるよう、本当に心から祈っております。どうか皆様にとっても、素敵な一年でありますように!!
(#^.^#)



******************

ここからは、Kentの宣伝広告です!
ケント講座は、初中級者向けに、これまで4年間以上講義をして来ました。
その膨大な講義テキスト・動画は、受講生なら誰でもいつでもご覧頂く事が出来て、皆さんの自由な時間にしっかり学べます。
また2020年からは、8Kコンテンツに使用する「絵心」ある作品作りを、集中的に講義しています。

ここでケント講座の一般無料公開講座の一部をご覧に入れます。

『スマホで簡単に良い写真を撮る方法』(約18分間)

2018年3月からは、8Kモニターを使い、「現像とプリント制作の講座」を開始。ソフト「Lightroom」を使った現像をしっかり学び、モニター画像とプリントの色合わせや基礎的な印刷方法、さらには額装の仕方も学ぶ。
また同年春には講座内でフォトコンテストを開催。優れた作品35点を選出して、札幌市内のギャラリーカフェにて展示しました。参加された皆さんの楽しい雰囲気を次の動画でお伝えします。

★科学的写真術講座 受講生作品展 オープニングパーティー
(撮影:Hideyuki Nakatani)


講座では受講生が投稿した写真を動画で講評する事もしています。さらに世界に発信するための「意識」について、ブランディングを交えた講義もしています。

また僕が提供するTiffやRAWデータを受講生の皆さんが現像する課題も行っています。同じ元画像、つまり全く同じデータを、各自が創造力を持って現像し作品創作する。実はこの学習こそ、絵心を身につける最短の方法だと僕は考えております。多くの方は、この学習で、己の学習不足・努力不足を悟るはずです。投稿された多数の作品と自分の作品を比較して学ぶ事は、独学では絶対に出来ない、とても価値ある学習方法だと僕は思っています。

そして…僕の写真術講座は受講生が全国にいるので、皆さんが各地で盛んにオフ会を開いています。受講生の皆さんが自ら積極的に活動するのもこの講座の大きな特徴の一つだと思います。

2017年4月は受講生の協力によって、東京のソニーストア銀座で公開講義、および六本木のDMM本社で写真講評会を開催しました。そして11月は九州の長崎から始まり、そのまま北上しながら、全国で受講生だけの写真講評会・懇親会を開催しました。

全国で写真講評&講義


時には自ら撮影モデルに成ることも…笑

また2018年7月に、北海道室蘭市で開催された「撮りフェス」では、『ケント白石賞』まで作ってSONYの最新カメラを賞品としてプレゼントさせて頂きました。
★室蘭「撮りフェス」は最後に『ケント賞』で盛り上がって無事終了しました!

さらに2019年7月の第4回目「撮りフェス」では、DELL 8KモニターとEIZOの最新高画質モニターを同時に展示したモニター講演を開催。
日本が世界に誇る、精度が高く経年劣化に強いEIZOモニターと、世界唯一のプロが使用出来るDELL 8Kモニターを、贅沢にも2台並べて展示講習会を開きました。
(#^.^#)
そして嬉しい事に、今現在世界中のフォトコンテストで入賞者が相次ぎ、嬉しい報告がどんどん寄せられています。
入会金はもちろん無し、一ヶ月単位で入退会が自由。いつからでも入会出来、いつでも退会出来ます。さあ「科学的写真術」を学びたい方は次へどうぞ!すでに多数の皆さんが受講されています。

『ケント白石の科学的写真術講座』


************************

Kent Shiraishi is a Photo Producer and SAMURAI Photographer.
When it comes to art and design, the hottest thing out of chilly Hokkaido is photographer Kent Shiraishi. Mac enthusiasts working on the Apple operating system probably already have one of his simple yet arresting photographs – “Blue Pond and First Snow” – as wallpaper on their laptop screens. The Blue Pond, which Shiraishi has captured in every season, is fed from a volcanic hot spring, so its hyper-natural turquoise color can be partially explained by the presence of minerals.



Apple WWDC 2012 - MacBook Pro with Retina Display Introduction
(Blue Pond in Biei,Hokkaido)


Kent Shiraishi's "Blue Pond & First Snow" is chosen by Apple as one of its desktop backgrounds,now.
The Blue Pond in Hokkaido Changes Colors Depending on the Weather


Professional & SAMURAI Photographer Kent Shiraishi
Kent Shiraishi Photography Workshop & Hotel

★Facebook
Kent Shiraishi Photography
★Photo Site 500px
Kent Shiraishi