Kent Shiraishi Photo Blog

北海道美瑛町の大自然や身近な写真を、
海外へ配信するArtistの呟き。

Ryugukaku 龍宮閣 - 北海道小樽市

2021年11月15日 | 北海道応援プロジェクト
Ryugukaku 龍宮閣 - 北海道小樽市

I think the main feature of Otaru City's revival is sightseeing.Otamoi Beach is important, not just the Otaru Canal.I think the playback of this place is Key Point.
There used to be a resort named "Otamoi Yuenchi ",that was also called " Shangri-La (Yume no Sato)"."Ryugukaku", a high-class restaurant standing.....
Thank you.
(#^.^#)




小樽観光の斜陽化が語られ出してから、かなりの年月が経ちました。人口もそれに同期するかのように毎年減少中。更には余市・積丹へ直接向かう高速道路が一部開通して、小樽は通過もしない方が今後は増えるでしょう。

僕は以前から感じていた事ですが…
小樽再生の目玉は勿論「観光」だと考えています。それも人口の美である「運河」だけに頼るのでは無く、自然の美である「オタモイ海岸」。ここの再生がKey Pointだと思います。北海道の自然、それも小樽にしか無い見せれない大自然の美を、世界中に披露する!それが美瑛町の「青い池」に負けず劣らない素晴らしい観光資源になるはず♬
そう思っていましたら…ニトリ家具の会長さんが同じように感じていたようで、調査費用までもう既に寄付されたようです。さすがですね!!

★(株)ニトリ 小樽オタモイ開発に5千万円寄付

小樽 “幻の遊園地”の絶景が復活!?「オタモイ遊園地」閉園から約70年を経て…


ただしかし…時代は変化しています。
道路を整備して、公園やその周囲を以前の様に再生しても、もはや時代が違うので、お金をドブに捨てる事になりかねません。別に昔の様な龍宮閣は必要ないと思います。

もしも大金を使って立派な龍宮閣を再現するだけなら…
実は建設にかかる費用より、その後の維持費に相当頭を悩ますことになるでしょう。しかもそれは税金で支払われるので、市民の負担を増やす事につながります。これまで全国各地で箱物作りをしてきた行政のツケが、あちこちで大きな維持費の問題を生み、四苦八苦している市町村が少なくないのです。
コンクリート経済からの脱却を今は考える時代です。
(#^.^#)
それこそ、北海道の美瑛町も、今から10年ほど前までは、夏と比較するなら、全くと言ってよいほど冬の観光客はいませんでした。
僕が前美瑛町長の浜田氏から依頼を受けてプロデュースし、今では冬の観光の目玉となった「青い池のライトアップ」ですが、コロナ禍前の2019年度には、20万人以上も集客しています。今では冬の観光に来られる方に、すっかり有名になりました。

でも初めて僕が浜田町長にこのプロジェクトの相談を持ちかけた時には、彼は面白い事を語ってました。
『ケントさん、冬の青い池は水が凍結するんですよ!だから役場の職員と話しても、「冬の青い池を観光地化するのは無理ですよ!」みんなそう言うんだよ!…あなたはどう思うかね?』
それに対して僕は次のように答えました。
「町長、雪で覆われるから良いのです!この町いや北海道に住んでいますと、多くの方は除雪を考え心配して、雪があまり降ってほしくないと、そう思われてる方が多いでしょうきっと。でも世界に住む半分の方は、雪が降らない国に住んでいるのです。つまり雪を見たことが無いので、逆に雪を見たくてここに来るのです!だから素晴らしい雪を、美しい降雪を、Artに見せてあげましょう…」

2014年12月19日に始まったこのイベントは、一日の電気代が1,000円にもみたない中、初年度に15,000人近く集客して、その後6年間、世界から毎年多数のインバウンドを呼び続けて、ついには20万人以上集客出来ました。
人口が1万人にも満たない小さな町で、しかも少ない予算で、信じられない様な事が出来たのです。

また結果的にこのイベントは大成功でしたが、この様な結果を出すには、やはり行政のTopの発想力、決断力そして行動力が大切です。
その点当時の浜田町長は、僕が9月に「冬の青い池のライトアップ」プランの企画を直接お会いして話したその場で、直ぐに実行を決断され、その2ヶ月後の11月の議会で約1600万円ほどの予算を通して、その年の12月のクリスマス前19日から開催を実行させました。普通の行政のTopなら、なかなかこの様な短い期間で決断・実行出来ず、早くても翌冬開催になるケースが多いでしょう。

つまり小さな市や町ではなおさら、一般の役場職員では判断出来ず、物事もなかなか進まず、最後は行政Topの決断力・行動力が求められます。

いずれにせよ、海外から多数のインバウンドを呼び込む上で大切な事は、常に世界中にアンテナを張り、何をどうやったら興味を持ってもらえるか? わくわくさせられるか? それを考える事が大切だと思います。
ただただお金をかけて、豪華な建物を作っても…思い出してください!
かつての北海道の失敗を…カナディアンワールド、グリュック王国、石炭村…etc.
(#^.^#)
行政主体で行うイベントの大きなな欠点は、グローバルな視点・感性を持った外部のプロフェッショナルの意見を、なかなか取り入れ難い点にあります。国内にだけ目を向けているなら、当然ながらインバウンドは来ません!またもし一度来ても、魅力の無いイベントならリピートしないでしょう。

小樽という場所を、この地の大自然をしっかり活かして、さらに小樽ならではの演出、世界中のインバウンドが見に来たくなるような「絵」を考える。
そう、世界に無い、ここだけの、小樽だけの演出が大切だと感じます!

その上で、まず先に考える事は見せたい「絵」です。
どういう絵を観光客に見せたいか?
それを自分達がそれこそ絵やイラストで描く、あるいは写真で示して、皆で共有する様な事も大切です。やはり先ず見せたい絵がきちんと完成しないと、なかなか成功しないと思います。

僕は「青い池のライトアップ」をプロデュースする際に、世界の人達に見せたい絵を先に考えていました。
★The Blue Pond in Snow,Hokkaido

イベント開始後の2日目に、夜吹雪になり、創作したいと狙っていた「絵」が撮れました。
わざわざ書くまでもなく、インターネットが普及した現代では、これまでより遥かに「写真の力・影響力」があります。
この一枚の写真が世界に大きく発信されました!
そしてそれがこのイベントを成功させる力となったのです。

もしこの写真が発信されなければ、
このイベントの成功には、もっと時間がかかったと…少なくとも冬季間に、多くのインバウンドを世界から呼びこむのにもっと年数が必要だった、僕はそう考えています。たかが一枚の写真ですが、その力、発信力はとても大きいのです。

行政だけでイベントを考え開催する場合、まず第一に「見せる絵を考える」、そして「世界に向けてそれをPRする」、この2点が上手に出来ないケースが多いです。ただただお金を無駄に使う…残念ですがそういう町が多いと、色々話たり見たりしまして、そう感じる次第です。

最後に、夕陽の当たったこの奇岩の岸壁を見ていると…アイディアが湧いてきませんか?
世界中からインバウンドを呼び込む、素敵な発想が、僕は既に湧いてきましたよ…笑
将来が楽しみですね~
(#^.^#)
★ご注意
今現在この場所は、落石等で大変危険なため、進入禁止です!
トンネルもいつ崩れるか分からない状態と言う事です。よって今は写真の様に、外部から眺める事しかできません。



******************

ここからは、Kentの宣伝広告です!
ケント講座は、初中級者向けに、これまで4年間以上講義をして来ました。
その膨大な講義テキスト・動画は、受講生なら誰でもいつでもご覧頂く事が出来て、皆さんの自由な時間にしっかり学べます。
また2020年からは、8Kコンテンツに使用する「絵心」ある作品作りを、集中的に講義しています。

ここでケント講座の一般無料公開講座の一部をご覧に入れます。

『スマホで簡単に良い写真を撮る方法』(約18分間)

2018年3月からは、8Kモニターを使い、「現像とプリント制作の講座」を開始。ソフト「Lightroom」を使った現像をしっかり学び、モニター画像とプリントの色合わせや基礎的な印刷方法、さらには額装の仕方も学ぶ。
また同年春には講座内でフォトコンテストを開催。優れた作品35点を選出して、札幌市内のギャラリーカフェにて展示しました。参加された皆さんの楽しい雰囲気を次の動画でお伝えします。

★科学的写真術講座 受講生作品展 オープニングパーティー
(撮影:Hideyuki Nakatani)


講座では受講生が投稿した写真を動画で講評する事もしています。さらに世界に発信するための「意識」について、ブランディングを交えた講義もしています。

また僕が提供するTiffやRAWデータを受講生の皆さんが現像する課題も行っています。同じ元画像、つまり全く同じデータを、各自が創造力を持って現像し作品創作する。実はこの学習こそ、絵心を身につける最短の方法だと僕は考えております。多くの方は、この学習で、己の学習不足・努力不足を悟るはずです。投稿された多数の作品と自分の作品を比較して学ぶ事は、独学では絶対に出来ない、とても価値ある学習方法だと僕は思っています。

そして…僕の写真術講座は受講生が全国にいるので、皆さんが各地で盛んにオフ会を開いています。受講生の皆さんが自ら積極的に活動するのもこの講座の大きな特徴の一つだと思います。

2017年4月は受講生の協力によって、東京のソニーストア銀座で公開講義、および六本木のDMM本社で写真講評会を開催しました。そして11月は九州の長崎から始まり、そのまま北上しながら、全国で受講生だけの写真講評会・懇親会を開催しました。

全国で写真講評&講義


時には自ら撮影モデルに成ることも…笑

また2018年7月に、北海道室蘭市で開催された「撮りフェス」では、『ケント白石賞』まで作ってSONYの最新カメラを賞品としてプレゼントさせて頂きました。
★室蘭「撮りフェス」は最後に『ケント賞』で盛り上がって無事終了しました!

さらに2019年7月の第4回目「撮りフェス」では、DELL 8KモニターとEIZOの最新高画質モニターを同時に展示したモニター講演を開催。
日本が世界に誇る、精度が高く経年劣化に強いEIZOモニターと、世界唯一のプロが使用出来るDELL 8Kモニターを、贅沢にも2台並べて展示講習会を開きました。
(#^.^#)
そして嬉しい事に、今現在世界中のフォトコンテストで入賞者が相次ぎ、嬉しい報告がどんどん寄せられています。
入会金はもちろん無し、一ヶ月単位で入退会が自由。いつからでも入会出来、いつでも退会出来ます。さあ「科学的写真術」を学びたい方は次へどうぞ!すでに多数の皆さんが受講されています。

『ケント白石の科学的写真術講座』


************************

Kent Shiraishi is a Photo Producer and SAMURAI Photographer.
When it comes to art and design, the hottest thing out of chilly Hokkaido is photographer Kent Shiraishi. Mac enthusiasts working on the Apple operating system probably already have one of his simple yet arresting photographs – “Blue Pond and First Snow” – as wallpaper on their laptop screens. The Blue Pond, which Shiraishi has captured in every season, is fed from a volcanic hot spring, so its hyper-natural turquoise color can be partially explained by the presence of minerals.



Apple WWDC 2012 - MacBook Pro with Retina Display Introduction
(Blue Pond in Biei,Hokkaido)


Kent Shiraishi's "Blue Pond & First Snow" is chosen by Apple as one of its desktop backgrounds,now.
The Blue Pond in Hokkaido Changes Colors Depending on the Weather


Professional & SAMURAI Photographer Kent Shiraishi
Kent Shiraishi Photography Workshop & Hotel

★Facebook
Kent Shiraishi Photography
★Photo Site 500px
Kent Shiraishi