これから書く発想はもちろん僕自身の発想です。
「それは違う!」と突っ込まれても困ります。
もし違うと思えば、それはそれで良いのです。
100人写真家がいれば100通りの発想がある。
それが自然で当然です。
(#^.^#)
さて、数日間8Kと4Kモニターを2台同時に使用してみて、結構仕事がしづらいことが分かりました。一々ここではその理由は書きませんが・・・。
やはり1台はFull HDつまり1920×1080ピクセル、または2560×1440ピクセル、そのどちらかを使わないと仕事がしづらい。
という事で、EIZOのColorEdge 27インチモニター(2560×1440ピクセル)と2台組み合わせて使うことにしました。
写真をご覧ください。
左が4200万画素のカメラで撮影した画像を16:9にクロップした8K画面。
もちろん等倍100%です。
右がEIZOのColorEdge 27インチモニター(2560×1440ピクセル)。
等倍表示すると、ご覧のように8Kの約1/9位しか表示できません・・・笑。
今まではこのように大きく等倍表示して現像してましたが・・・
これでは効率が悪いのと、何より全体の一部しか見ないで現像しているため色々な問題が起きます。
例えば、次の写真はEIZOのモニターで全体表示しています。
一見すると、8Kで表示したのと同じく見えます。
しかし実際は違います。
200MB以上のTiff画像を等倍で全体を見るのと、かたや縮小して見るのとでは、画像の解像度が違うわけですから、色やシャープネス、すべてに大きく影響します。
EIZOのモニターで見た上の写真はシャープネスが弱く、ハッキリくっきり見えません。それに対して8Kはシャープ過ぎるほど鮮明に見えます。ですから僕は撮影後にいっさいシャープネスをかけません。また僕の目では8Kのピクセルが小さくて見えないので、色の美しさもとびきりです。実際の自然よりも美しく見えるほどです。
よって今後は等倍表示しながら、2台のモニターで現像する。つまり8Kモニターで全体を見ながら、もう一方のEIZOで作業をする。Kentの現像環境は今後そうなるでしょう。今現在はまずまず理想的な状態だと思います。
ところで、EIZOはこのクラスのモニターでさえ20万円以上します。2台のモニターとPCまで加えるなら軽く100万円以上になります。しかしすでに中国や隣国に住む僕の友人や顧客でさえ、8Kモニターを持っている今、僕のようなプロ写真家には絶対に必要な道具です。
世界で8K-TVが普及する前に、いち早くそのコンテンツ創作をして売り出す。世界の写真ビジネスでは当然考えることですが、言うは易く行うは難しです。
まさに、「先んずれば人を制す!」
道を自ら切り開いて進みます。
では最後の写真をご覧ください。
8Kモニターにかつてのフラッグシップカメラで撮影した画像を表示しました。
約1200万画素です。
等倍にしてこの大きさにしかなりません。黒い部分が8Kモニターです。
僕のブログ読者なら、以前から何度も書いてきたので、これから書くことが分かると思います。
世界の富裕層は、発売されると大きな8K-TVを買います。
当然メインのコンテンツは今のところ写真しかありません。
その写真が小さく表示されるようなら・・・誰も買わないでしょう。
売るためには、フルフレーム表示できるように、つまり最低4,000万画素(16:9にクロップして約3,300万画素)必要です。
僕が2,500万画素しかないSONYのα9を買わないのはそれが理由です。
またたとえ4200万画素のα7RIIIと言えども、クロップ(トリミング)するなら、直ぐに解像度が足りなくなります。
よってまだまだこれからもっと高解像度のカメラが必要になります。
少なくとも7,000万画素以上のカメラが僕には必要です。
SONYさん、期待してます!!笑
最後に、
先日も書きましたが、8Kモニターには出来ればJpeg画像は表示したくありません。圧縮ノイズの汚さまで見えてしまいます。(これは直接ノイズが見えるということではなく、無圧縮のTiffと比べると画質の劣化が分かると言う意味です)
やはり無圧縮の大きなTiff画像を表示するのがベターであり美しいと思います。
しかし当然ながら、PCの能力もある程度高くないと無理です。もちろん趣味なら適当なところで妥協すれば良いですが・・・。
プロはこれから益々金がかかるようになるでしょう…笑。
・・・そして色々淘汰されていく。
でも、世界はどんどん狭くなり、時代はますます面白くなります。
少なくとも僕はそう考えています。
だから・・・その時代の先端に少しでも長く居れるよう・・・楽しみながら精進します。
追伸:
僕のPCはかなりのハイスペックですが、それでもDELLの8KモニターとEIZOの上記モニターを、同時に一つのグラフィックボードで作動させることは出来ませんでした。
結局2台のボードが必要になりました。
8Kを使ってマルチモニター環境を構築する場合、まだまだ難しい問題点があるようです。
・・・・・・・・
ここからは、Kentの宣伝広告なので、興味のない方は読まれなくても結構です!…笑。
『ケント白石の科学的写真術講座2018ご案内』約10分間
『世界で活躍する写真家・ケント白石氏に写真の講評をしてもらった』
2018年3月からは、8Kモニターを使い、「現像とプリント制作の講座」を開始。
ソフト「Lightroom」を使った現像をしっかり学び、モニター画像とプリントの色合わせや基礎的な印刷方法、さらには額装の仕方も学ぶ。
また同年春には講座内でフォトコンテストを開催。
優れた作品35点を選出して、札幌市内のギャラリーカフェにて展示しました。
参加された皆さんの楽しい雰囲気を次の動画でお伝えします。
★科学的写真術講座 受講生作品展 オープニングパーティー
(撮影:Hideyuki Nakatani)
さらに講座では受講生が投稿した写真を動画で講評する事もしています。さらに世界に発信するための「意識」について、ブランディングを交えた講義もしています。また僕が提供するTiffやRAWデータを受講生の皆さんが現像する課題も行っています。
そして…
僕の写真術講座は受講生が全国にいるので、皆さんが各地で盛んにオフ会を開いています。受講生の皆さんが自ら積極的に活動するのもこの講座の大きな特徴の一つだと思います。
昨年2017年4月は受講生の協力によって、東京のソニーストア銀座で公開講義、および六本木のDMM本社で写真講評会を開催しました。そして11月は九州の長崎から始まり、そのまま北上しながら、全国で受講生だけの写真講評会・懇親会を開催しました。
また今年2018年7月に、北海道室蘭市で開催された「撮りフェス」では、『ケント白石賞』まで作ってSONYの最新カメラを賞品としてプレゼントさせて頂きました。
★室蘭「撮りフェス」は最後に『ケント賞』で盛り上がって無事終了しました!
全国で写真講評&講義
時には自ら撮影モデルに成ることも…笑
そして嬉しい事に、今現在世界中のフォトコンテストで入賞者が相次ぎ、嬉しい報告がどんどん寄せられています。
入会金はもちろん無し、一ヶ月単位で入退会が自由。いつからでも入会出来、いつでも退会出来ます。
さあ「科学的写真術」を学びたい方は次へどうぞ!すでに多数の皆さんが受講されています。
『ケント白石の科学的写真術講座』
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ケント白石
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Kent Shiraishi is a Photo Producer and SAMURAI Photographer.
When it comes to art and design, the hottest thing out of chilly Hokkaido is photographer Kent Shiraishi. Mac enthusiasts working on the latest Apple operating system probably already have one of his simple yet arresting photographs – “Blue Pond and First Snow” – as wallpaper on their laptop screens. The Blue Pond, which Shiraishi has captured in every season, is fed from a volcanic hot spring, so its hyper-natural turquoise color can be partially explained by the presence of minerals.
Professional & SAMURAI Photographer Kent Shiraishi
Kent Shiraishi Photography Workshop & Hotel
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