『北海道冬の太陽を撮る』
毎回書いていますが、今回も書きます。
これから書く発想はもちろん僕自身の発想です。
他人の発想は分かりませんから…。
またこれから書く事を読んで、
「それは違う!」と突っ込まれても困ります。
もし違うと思えば、それはそれで良いでしょう。
100人写真家がいれば100通りの発想があります。
それがArtist(アーティスト)ですから。
(#^.^#)
僕が今日これから書く事は、
世界に出る事を目指しているハイアマチュアの写真家に向けて書きます。
プロの皆さんが読むのは自由ですが、
ご意見は無用です。
(#^.^#)
・・・・・・
ここ数カ月、Artist活動と関係ないところで気力を使っていました。
かなり精神的にもストレスが溜まっていました。
しかし3月ももう終わりです。いよいよ4月になります。
今日から気持ちを新たに再スタートしたいと思います。
Artistの自分は世界に向けてその活動を開始します。
さて昨日、また世界に向けて発信しました。
北海道の冬の魅力を世界に伝えたいと思いました。
誰もが北海道に来て、もし美瑛町によったら見る事が出来る様な風景。
「太陽が輝く、滲む、朝日、夕陽、眩しいほどの光…」、
そういう情景を少しでも紹介したい、そう思いました。
しかも出来るだけ僕が見ていた光景をそのまま伝えたい。
そう言う気持ちで発信しています。
ご覧下さい。
『北海道冬の太陽を撮る!』
実は今回世界に発信した作品の多くは、
僕がお客様と一緒に同行撮影して、現像講座で目の前で創作した作品が殆どです。
撮影現場に数名で行き、僕が指導しながら皆さんそれぞれ撮影しました。
その際に、殆ど同じ構図の作品も皆さんで必ずワンショットは撮りました。
あとで現像して、それらがどの様な作品に創作されるか学ぶためです。
上記の作品集に入っている次の2作品をご覧下さい。
The trees of family 家族の木
The sun and first snow
上の2作品も撮影ツァーで写しました。
もちろん三脚不使用、フィルター無し。
SONY-α7S、
SONY純正のツァイス・レンズ 16-35mm F4を使用しています。
ご覧のように、ゴースト・フレアはありません。
これは撮影時から無いのです。
太陽を「きら星」にするような人工的なフィルターとは違い、
自然な太陽を撮影出来ます。
特に光芒に関して、バランスが良く周囲との輝度差の無い、
美しい光芒になるのが特徴です。
これは撮影技術にも秘密があります。
必ず液晶ファインダーを覗きながら撮る必要があります。
よって今現在、2大メーカーの一眼レフカメラは光学ファインダーですから、
直接太陽光線を目視出来ない故に、
ここまで美しく撮るのはほぼ不可能でしょう。
今回はまずこの2作品を、撮影に出発する前に、ツァー参加者にしっかり見て頂きました。
「今日の天候ならこういう作品が撮れるはずです。よって僕のこの作品をまず良く見て、しっかり頭にイメージして下さい。」
皆さんにそう話しました。
撮影前にしっかりイメージを持つ事はとても大切です。
まずそれが出来るかどうか?
このステップを超えられるかどうかが、ハイアマチュアに成れるか否かの壁です。
僕の写真術講座は、明確な目標と学習過程があります。
もしそれが無いなら、ただガイドを連れて撮影場所に案内してもらうだけのツァーになりますから…。
さて、この撮影時は偶然、皆さん使用されていたカメラがいずれもSONYでした。
(#^.^#)
僕は撮影方法を徹底的に指導しました。
カメラが小さいせいか、まず多くの方が持ち方、構え方が良くないです。
そこから指導します。
撮影時の結果に大きな差が出るからです。
そして露出・感度、何故その絞り・感度を選ぶのか?
そこには明確な理論があります。
「過焦点距離」、これを知っているのは当然です。
意味無く絞ってパンフォーカスにするのは愚かです。
全て論理的に考えれば正しい事が出来ます。
構図やフレーミングは別ですが、
論理的・理論的に考えて出来る事は、
それを正しく学ぶだけで、簡単に出来るようになります。
本当に簡単な事です。
ただ多くの方はそれをしません。
またホワイトバランス(色温度)はArtistのレベルで考えるのは難しいです。
これは知識と経験の差が大きく出ます。
しかしもし知識が無いなら、その後の経験は時間に対する効果が期待出来ません。
まず知識と理論が先にあり、それから経験値がプラスされて進歩するのです。
順番を間違えてはいけません。
この辺の事も撮影しながら、また現像時にきちんと指導します。
最後に現像ですが、
これに関して言えば、
まず多くの方は考え方を正す必要があります。
つまり、「Artistは多少の差はあれど、各々が既にほぼ完成されたイメージを抱いて撮影しています。」
よって現像とは、それを最終的に具現化する行為である。
つまりPCの前であれやこれやと画像データをいじくりまわして、
何となく気に入った作品が出来た、そういうレベルの方は単なる偶然であって再現性は全く無い。
それは少なくとも世界に出ていくArtistのレベルとは全く次元が違います。
殆どのアマチュアの皆さんは、PCでいじくりまわすレベルです。
ですから「現像は加工だ!」、
または「カメラからの撮って出しが一番良くて本物!」、
などと言った低次元の考え、発想しか持てない方が多いのです。
おそらく、撮影時に「完成作品」のイメージが無いからそういう発想になるのでしょう。
僕がフィルム時代にカメラが面白く無くなったのは、
全く逆の発想で、カラーはネガもポジも色はフィルムまかせ、
また現像も他人まかせで、自分の色彩感覚を活かせなかったからです。
本物のArtistなら、画家と同じで、
最終完成作品の色まで、全てに神経を研ぎ澄ませて、
それに対して自信と責任を持つべきである。
少なくとも僕はそう考えています。
・・・・・
一つ面白い試みとして、
僕が上で撮影した「家族の木」の元データを、
3名の皆さんがそれぞれ自分で現像して、
それを僕が同じ条件でプリントして一晩乾燥させ、
次の日の朝、朝食前に批評会を行いました。
誰が現像したか分からない様な方法で、
一番良いと思った作品を選んで頂きました。
・・・その結果、
偶然かもしれませんが、皆さん僕の作品を選びました。
(#^.^#)
現像は技術であり、また感性だと思います。
感性(センス)を磨くのは大変です。たしかにそれは才能に通じる部分でしょう。
しかし技術なら、相当なレベルまで努力すれば到達出来るはずです。
それをするかしないか?
結局早く学ばれた方が、その後どんどん経験を積んで、
その他大勢の皆さんに差をつける事になるのです。
それが今のデジタル時代の現実でしょう。
少なくとも僕はそう考えています。
・・・・・
批評会の時A4に印刷した、上記作品「家族の木」は、
そのまま僕が受験した「フォトマスター検定試験・エキスパート」の、
提出課題5作品の一枚になりました。
審査員を十分納得させる作品だったと自負しています。
もちろん試験には合格しました。
最後に余談ですが、
早くも世界に発信した上記作品集に、作品使用の注文が入りました。
イタリアのある会社がWebページで使いたいとメッセージを寄こしました。
すぐに英語で条件について3回ほどやり取りして、
PDF形式の契約書類2枚に目を通して、サインして送信して契約完了です。
あるレベルに達した作品であれば、ご本人が望むかどうかは別として、
必ず世界でビジネスチャンスはあります。
誰にでもチャンスはあります。
今、僕の様にどんどん世界に出ている方が増えています。
そういう方は皆さん自分でそのチャンスを掴んでいます。
そのレベルに到達出来るかどうか?
それは皆さん次第です。
頑張って下さい!
少しでも僕のこのブログが皆さんのお役に立つのなら、
それはとても嬉しい事です。
「ケントさんのブログを読んで僕も世界に挑戦しています!」
そういう声がたくさん聞けるように、
僕自身も世界に挑戦し続けます。
一緒に頑張りましょう!
(#^.^#)
ケント白石
北海道を世界に売り込む侍写真家
★ケント白石 写真家のCafe「てふてふ」
Open Time : 13時~22時 不定休 写真術講座開講中
Tel:0166-92-5137
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Professional & SAMURAI Photographer Kent Shiraishi
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