Kent Shiraishi Photo Blog

北海道美瑛町の大自然や身近な写真を、
海外へ配信するArtistの呟き。

風景写真に合成は御法度!過度な現像(レタッチ)は見苦しいだけ!!

2019年10月25日 | ケント白石の科学的写真術講座
風景写真に合成は御法度!海外ではNikonが謝罪した例もある‼︎
Kentの言いたい放題~笑って許して!

ここで書きますことはあくまでも僕の個人的な意見・感想です。ここは僕のブログですから好き勝手に書かせて頂きますが、特定の方を中傷非難するつもりは毛頭ありません。あくまでも疑問に感じたことを書かせて頂くだけです。しかしもしお気に障りましたら、どうか笑ってお許し下さい! 宜しくお願い申し上げます。

さて早速ですが、
前回下記ブログ記事を書きましたところ、想像を遙かに超える反響がありまして、ご覧頂けば分かりますように、3000人の方から「いいね」を頂きました。
この結果は何を意味するのか?
★『日本のフォトコンテストが危ない!!』

少なくとも次の2点に関して、多くの皆さんが同意見であると考えて良いでしょう。

フォトコンテストにおいて、
★「合成加工部門」を作る。
★撮影したRAWデータ(加工も合成も全てが分かるデータ)を提出させる。

上記2点は、今や世界のメジャーなフォトコンテストでは当然と言えば当然の規約なんですが…
それが当然と思えない日本の主催者、そして疑問を感じない日本の審査員に問題があると僕は感じています。

ただ多数のアマチュア写真愛好家の皆さんが、僕と同じ考えであると分かりまして、正直ホットしました…笑。
また今回皆さんから頂いた、多くのメッセージや意見を読ませて頂きましたが…日本の写真文化の未来を危惧されてる意見も多く、逆に僕自身が励まされました。


「観覧車のある風景」

実は、日本の写真文化を牽引すると期待されてる(?)「アサヒカメラ」の親会社、朝日新聞社も、次の様な大きなフォトコンテストを毎年主催しております。
★第80回国際写真サロン


上記投稿規約をご覧頂けば分かりますように、
『合成・加工・変形』まで、普通の写真と一緒に同じ土俵で審査しています。「変形」って何でしょうね???

それにしてもさすが朝日新聞社!!…
世界の写真文化や世界の流れを無視した、日本でしか通用しない様なルール、良く言えば、日本独自の写真文化を推進されてるようです…笑。

審査員の顔ぶれ・肩書きも豪華です。
もちろん僕などが間違っても審査を依頼されることは無いでしょうが…万が一もし頼まれましても、僕程度の非力な眼力では到底審査できませんのでお断り致します…笑。

だって考えてみてください。
普通の写真と「合成・加工・変形」された写真を一緒にした、言い換えるなら、糞味噌全て一つの鍋に放り込んで煮る、しかもRAWデータ提出無しの「闇鍋状態」のコンテスト審査など、普通の眼力では無理ですよ!! 
たとえテーマは自由、独創性と芸術性に富む作品を期待しますと書かれても…闇鍋状態にごちゃ混ぜにして、一体全体どういう基準で審査されるのでしょうか???
まあそこは日本の著名な先生達が審査されるのですから、問題無いのでしょうきっと…笑。

また「合成・加工・変形」を教えるレタッチスクールの経営者から「余計なことを書くな!」とメッセージを頂いており、営業妨害だそうですから…笑。この辺で終わりにします。

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最後に、上で貼付した写真を見て下さい。
「観覧車のある風景」と題した作品ですが…
もしこの写真が「日本の風景」というテーマで開催された、何でもありの「闇鍋フォトコンテスト」に投稿された作品なら…どう思います?

僕がもし審査員なら、本当にこの風景が日本にあるのか???
先ずは疑って考える必要があります。
「風景画」つまり絵画と同じ扱いなら話は別ですが…「風景写真」のコンテストなら、合成写真を風景写真と僕は考えていませんので…RAWデータを提出させて合成かどうか調べると共に、撮影場所を明記させないと、少なくとも僕の発想では審査不可能です。それこそテーマが「あなたの見たい風景」で想像もOKと言うことなら、まだ理解も出来ますが、「日本の風景」となれば空想の世界では困りますから!!

結局どこかできちんと線引きしないと、日本の写真文化は本当に廃れてしまいます。
皆さんが時間と労力を使って撮られた写真素材が、「闇鍋」の具材にされたのでは、たまったもんじゃありません!!
幸い、上の写真は合成では無く、北海道上富良野町に「観覧車」は実在します。しかし「闇鍋コンテスト」にもし投稿するなら、この程度の写真では入選など有り得ません。
もし僕が投稿するなら、大きなアーケードの形をした虹を観覧車の上に合成するか、さもなければ稲妻を観覧車にぶつけるかもしれません。あるいはもっとそれらしく「初雪」を降らせるというのも良いですね…爆笑。

結論:
これからもそんな「闇鍋コンテスト」を続けていて、日本の写真文化が良くなると思いますか?
このブログを読まれるような賢明な皆さんなら、もはやこれ以上書かずともお分かりでしょう。

★『風景写真に合成は御法度!過度な現像(レタッチ)は見苦しいだけ!!』
少なくとも僕はそう思います。


"Sunset" Biei,Hokkaido,Japan.


"Blue Pond Morning" Biei,Hokkaido,Japan.

合成などしなくても、美しい日本の風景はたくさんあるのです。

★追伸:
数年前に、海外では、Nikonが主催している小さな月例フォトコンテストでさえ、合成写真の問題で、ニコンが謝罪した例もあるようです。


下からただ上を見上げた写真なのに…


飛行機を合成して見事に入賞!!

撮影した(合成したと言うべきでしょう)本人いわく、
「上を見上げたら、飛行機が見えた…」
Nikonはそれを信じたが…後日読者に謝罪する羽目に…


合成写真部門が無いと、今後は主催者も恥をかいたり謝罪する場面もありそうです…

★Nikon takes down plane photo after row

日本のフォトコン主催者も意識を高く持たないと、同じように、いつか謝罪する事にもなりかねませんね…ご注意下さい!!



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ここからは、Kentの宣伝広告です!
ケント講座は、初中級者向けに、これまで4年間以上講義をして来ました。
その膨大な講義テキスト・動画は、受講生なら誰でもいつでもご覧頂く事が出来て、皆さんの自由な時間にしっかり学べます。
また2020年からは、8Kコンテンツに使用する「絵心」ある作品作りを、集中的に講義しています。

ここでケント講座の一般無料公開講座の一部をご覧に入れます。

『スマホで簡単に良い写真を撮る方法』(約18分間)

2018年3月からは、8Kモニターを使い、「現像とプリント制作の講座」を開始。ソフト「Lightroom」を使った現像をしっかり学び、モニター画像とプリントの色合わせや基礎的な印刷方法、さらには額装の仕方も学ぶ。
また同年春には講座内でフォトコンテストを開催。優れた作品35点を選出して、札幌市内のギャラリーカフェにて展示しました。参加された皆さんの楽しい雰囲気を次の動画でお伝えします。

★科学的写真術講座 受講生作品展 オープニングパーティー
(撮影:Hideyuki Nakatani)


講座では受講生が投稿した写真を動画で講評する事もしています。さらに世界に発信するための「意識」について、ブランディングを交えた講義もしています。

また僕が提供するTiffやRAWデータを受講生の皆さんが現像する課題も行っています。同じ元画像、つまり全く同じデータを、各自が創造力を持って現像し作品創作する。実はこの学習こそ、絵心を身につける最短の方法だと僕は考えております。多くの方は、この学習で、己の学習不足・努力不足を悟るはずです。投稿された多数の作品と自分の作品を比較して学ぶ事は、独学では絶対に出来ない、とても価値ある学習方法だと僕は思っています。

そして…僕の写真術講座は受講生が全国にいるので、皆さんが各地で盛んにオフ会を開いています。受講生の皆さんが自ら積極的に活動するのもこの講座の大きな特徴の一つだと思います。

2017年4月は受講生の協力によって、東京のソニーストア銀座で公開講義、および六本木のDMM本社で写真講評会を開催しました。そして11月は九州の長崎から始まり、そのまま北上しながら、全国で受講生だけの写真講評会・懇親会を開催しました。

全国で写真講評&講義


時には自ら撮影モデルに成ることも…笑

また2018年7月に、北海道室蘭市で開催された「撮りフェス」では、『ケント白石賞』まで作ってSONYの最新カメラを賞品としてプレゼントさせて頂きました。
★室蘭「撮りフェス」は最後に『ケント賞』で盛り上がって無事終了しました!

さらに2019年7月の第4回目「撮りフェス」では、DELL 8KモニターとEIZOの最新高画質モニターを同時に展示したモニター講演を開催。
日本が世界に誇る、精度が高く経年劣化に強いEIZOモニターと、世界唯一のプロが使用出来るDELL 8Kモニターを、贅沢にも2台並べて展示講習会を開きました。
(#^.^#)
そして嬉しい事に、今現在世界中のフォトコンテストで入賞者が相次ぎ、嬉しい報告がどんどん寄せられています。
入会金はもちろん無し、一ヶ月単位で入退会が自由。いつからでも入会出来、いつでも退会出来ます。さあ「科学的写真術」を学びたい方は次へどうぞ!すでに多数の皆さんが受講されています。

『ケント白石の科学的写真術講座』


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Kent Shiraishi is a Photo Producer and SAMURAI Photographer.
When it comes to art and design, the hottest thing out of chilly Hokkaido is photographer Kent Shiraishi. Mac enthusiasts working on the Apple operating system probably already have one of his simple yet arresting photographs – “Blue Pond and First Snow” – as wallpaper on their laptop screens. The Blue Pond, which Shiraishi has captured in every season, is fed from a volcanic hot spring, so its hyper-natural turquoise color can be partially explained by the presence of minerals.



Apple WWDC 2012 - MacBook Pro with Retina Display Introduction
(Blue Pond in Biei,Hokkaido)


Kent Shiraishi's "Blue Pond & First Snow" is chosen by Apple as one of its desktop backgrounds,now.
The Blue Pond in Hokkaido Changes Colors Depending on the Weather


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