Kent Shiraishi Photo Blog

北海道美瑛町の大自然や身近な写真を、
海外へ配信するArtistの呟き。

美瑛町で写真のワークショップを再開します。

2014年03月24日 | カメラ&写真
美瑛町で写真のワークショップを再開します。
Kent Shiraishi Workshop

Kent Shiraishi Photo Clubの皆様へ

長らくお待たせしました。
体調不良で暫く活動を休止していましたが、
いよいよ4月より「Workshop」を再開します。

お待たせしましただけに、
今回のワークショップには強力な助っ人が入りました。

以前紹介した65インチの4K-TVです。
これは写真の学習には現在最高の機材の一つでしょう。
写真のためだけにでも4K-TVは欲しくなります。

それでは
早速見て頂きましょう。



いよいよこの春に世界で発売される
Panasonicのミラーレス一眼カメラLumix GH4。
4K動画が撮影出来る世界初のミラーレス一眼。
そのカメラで撮影した4Kムービーをお客様にご覧頂いています。

このカメラの特徴は通常の4Kビデオカメラよりセンサーサイズが大きく、
レンズ交換がもちろん可能で、
7-14mm(35mm換算14-24mm)等の超ワイドレンズも使えるなど、
色々ある訳です。

実際の映像を見ても、
その特徴を上手に出しています。
同席したお客様もあまりの凄さに声も出ませんでした。

やはり量販店の明る過ぎる照明の下で見るのとは違い、
その素晴らしさを実感できます。

僕もマイクロフォーサーズ用のレンズをたくさん持っているので、
このカメラにはとても興味があります。

LumixGH4-4K動画サイト

続いて美瑛町でテスト撮影した
夜の雪丘のポプラ。



高感度ノイズ等
カメラの性能が良く分かります。

ご自分のモニターで等倍観察する方が多いですが、
解像度の低いモニターで見た場合、
ピンボケ・手振れ等は分かるでしょうが、
それ以上の情報量が足りません。

実際の写真の観賞・学習には、
高解像度のモニターで見るのが一番だと僕は思います。

今回初めてご参加下さった若いお二人は、
僕が同行して撮影指導して、
また撮影後は今撮られたばかりの作品を直ぐに再生して学習です。



これぞWorkshop!
4K-TVは3600万画素の画像も全くストレスなく再生します。
65インチ4K-TVの迫力と解像度に終始お二人は驚かれていました。

僕のワークショップでは、
皆様が知識を増やしたり学習するのに
お勧めのテキストブックや参考書も多数揃えております。



館内はカフェスペースになっていますので、
落としたての美味しい珈琲を飲みながら、
写真についての知識を増やして頂けます。

また額装写真の販売もしております。



最後になりましたが、
最新のミラーレス一眼カメラで撮影した画像をご紹介します。

僕の永久的なテーマでもある「Retina Photo」。
自分の眼で見た風景に限りなく近づけた写真を創作することですが、
最新のEVF液晶ファインダーの進歩によって、
その創作の夢にまた一歩近づけました。

次の2枚の写真をご覧下さい。





★日没
北海道美瑛町

Camera : SONY ILCE -7R(SONY α7R)
Lens : Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA SEL35F28Z

冬の夕方、雪面と空のホワイトバランスの違いがはっきり分かる事がよくあります。
その違いを表現したのがこの2枚の写真です。

空にホワイトバランスを合わせると、
雪面まで同じ色調になる。
しかし我々人の眼はカメラより優れていて、
雪面と空のホワイトバランスを区別できます。

ただしカメラも進化進歩しています。
カメラ自体は自動で出来ませんが、
現在の優れた液晶ファインダーを使い、
一流の写真家が操作するなら、
今まで難しかった事が出来るようになりました。

光学ファインダーでは微妙な色温度の違いを創作するのは難しいです。
現像時にどうしても脳の記憶に頼るからです。

優れた液晶ファインダーなら、
ホワイトバランスの変化をその場で自分の眼と比較し、
記録しておくことが出来ます。
記録と記憶は大変な違いです。

ちなみに上の写真は数学ではないので、
どちらが正しいとか間違っているとかいう話ではありません。
自分が何をどう表現したいか?
そういう事だと思います。

僕の見ていた風景は?

実はこの2枚の作品から、
創作します。
ご覧下さい。



僕が見ていた風景に近い作品です。

この様に空と雪面それぞれのホワイトバランスを
出来るだけ正確に記録します。

これまでホワイトバランスの調整は、
RAWデータで撮り、あとで現像で調整するのが一般的でした。
その際自分の脳の記憶色を元に調整していた訳です。

もちろん僕の場合はもっと精度を高めるために、
撮影時にホワイトバランスのブラケット撮影もしていました。
しかし残念ながら光学ファインダーでは、
撮影前に確認するのがとても難しく、
背面液晶のライブビュー撮影ではとても効率が悪いのです。

その点優れた液晶ファインダーは、
色に拘る僕の様な写真家にとっては別次元の世界です。

もう二枚写真を貼っておきます。
ご覧下さい。



全く同じ空の色で、
雪面の色だけが違います。



光学ファインダーしかないカメラで、
この色の差を撮影時にホワイトバランスで決めるのはまず無理です。
しかし優れた液晶ファインダーなら区別できます。
撮影時にこの雪の色を決める事が出来るのです。

液晶ファインダーの未来は明るいと思います。
そして期待できます。
素晴らしい時代になりました。

これからの写真創作は、
モータースポーツの様に、
マシンと人間が一つになって表現する、
新しい芸術の世界になると思います。

★写真は人とカメラが一体となって創作する芸術。
僕はそう思います。


ケント白石

北海道を世界に売り込む侍写真家
Professional & SAMURAI Photographer
Kent Shiraishi

Kent Shiraishi Photography
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