青空の色は難しい!長く写真を撮っていると尚そう感じます。
Kent Shiraishi Photo Clubの皆様へ
まずは写真を
早速見て頂きましょう。
「春を感じる」
北海道美瑛町
The photography information :
Camera : SONY ILCE -7R
Lens : Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA SEL35F28Z
フィルター、三脚不使用。
トリミングなし。
まだまだ雪がありますが、
空を見上げると春らしい雲が気持ちよさそうに浮いていました。
「春だなあ~」
そう感じさせてくれました。
こういう空の撮影で僕が一番注意していますのは、
自然な青空の色です。
ありえないような空の色ですと、
それだけで自然な雰囲気が壊れてしまうからです。
もっともわざとありえない空色にするのは別ですが。
実はこの青空の色を決めるのに、
撮影現場で四苦八苦しておりました。
EVFファインダーのおかげでだいぶ楽に撮影できるようになりましたけど…。
シンプルであるが故に、青色に拘ってしまいます。
全体の雰囲気を決める大切な色だからです。
もちろんPLフィルターは使いません。
この写真の「爽やかさ」はPLを使うと壊れます。
何でもかんでも青空を撮るのに、
PL使う方がいますが、
もちろんそれは個人の好みです。
ただ僕の「Workshop」では、
もし同行撮影するなら、
PLつけた場合と、
全くフィルター無しの場合をテストして頂きます。
その撮影データを65インチの4K-TVで見るなら、
面白い結果に驚くでしょう。
特に青色の変化は大きく、
不自然さは強調されます。
またPLを下手に使うと困るのは、
後でどう現像しても改善出来なくなるのです。
フィルム時代との違いが、
最新の機器で観賞する事でハッキリ分かります。
たかが青色一色ですが、
されど青色。
シンプル故に難しいです!
でも楽しい!!
(#^.^#)
最後に昨日Upした次の写真
この写真を4K-TVで見ると
もちろん迫力があり精細に見えるのですが、
それをカメラに写したら次の様になりました。
あれれれ雪の色~どうしたの?
実はカメラのホワイトバランスの設定がオートだったのです。
昨日解説した事がここでも実験されました。
ようするにオートでは空の色(ホワイトバランス)に引っ張られて
雪は青くなります。
もう一度カメラのホワイトバランスを設定し直して撮ると…
ああ今度は正しい色に近づけて撮れました。
こういう事も一つ一つ勉強になりますね。
それにしても上でUpした写真では、
真ん中左に在る緑色の屋根のD型倉庫、
その左にあるドアまでは見えないでしょう。
しかし4Kでは見えます。
しかも一般的に皆さんはシャープネスをかけ過ぎますが、
4Kではそのシャープネスが強いと、
とても眼にささるような感じで見辛いです。
65インチでこの解像度であれば、
シャープネスは強過ぎない方が良いですね!
やはり機器が進化進歩すると、
自分も進歩しなければ使いこなせませんね~
(#^.^#)
写真は人とカメラが一体となって創作する芸術。
僕はそう思います。
ケント白石
北海道を世界に売り込む侍写真家
Professional & SAMURAI Photographer
Kent Shiraishi
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