最近はカメラの発売ラッシュで、使ってみたいカメラがたくさんあります。
実は発売前のカメラも含めて色々とテスト撮影しました。
そこで感想を少し書いてみたいと思います。
ただしあくまでも僕の主観ですから、
皆さんには当てはまらないと思います。
カメラというのは、結局使い方と目的で決まりますから・・・。
まず初めに書いておきたいのは、
今発売中のカメラは、すでにある意味画質においては、
相当なハイレベルにありどのカメラでも十分な画質であると言うことです。
よってこれから買うのならば、
目的に特化したカメラ、デザインや使い方で選んで全く問題ありません。
それほど日本のカメラはレベルが高いです。
僕に関して言えば、
来月発売のニコンD800Eの使用を考えています。
モアレの少ない風景撮影であれば抜けの良い絵が出るはず・・・。
もっとも通常のD800でもその差はよほど大きく印刷しない限り、
殆ど分からないかもです・・・その部分はあまり気にしていません。
さて問題は、普段カバンに入れて持ち歩くスナップ用カメラです。
実はこれがとても大切なんですが・・・1台選ぶとなると難しい・・・。
ポートレートやスナップも最近は大きく印刷する（A2以上）ことも増えました。
しかし一眼レフのようなごっついカメラは持ち歩きたくない。
被写体になる方も「ええ！…そんなカメラで…」てな具合になるからです。
１、よってまず小さくなければいけない。
・・・そこでミラーレス一眼であること。
２、スナップ撮影に使う以上、
・・・操作性はもちろん、テンポ良く撮れることが重要。
３、そして何よりこれが一番大切ですが、
・・・ファインダーがついていること！
僕の場合は、フレーミングが何より重要なんです。
しかも普段から、被写体見つけたら構えてすぐ撮る訓練、
「30秒撮影」を皆さんに教えています。
この日頃の訓練が「瞬間の傑作」をものに出来るんです。
この練習なくしてシャッターチャンスを捕らえる確率は上がりません。
そのためには背面液晶だけではダメで、
ファインダーがどうしても必要です。
背面液晶だけなら、Facebook等使う用途によっては今の携帯でも十分・・・。
そして大切なのは絶対に視野率100％！
これは譲れない!!!
ということで、
この3点で考え候補を絞ったところ、
使いたいカメラは次の2台。
★「SONY NEX-7」
★「OLYMPUS OM-D E-M5」
ほんとはFujiの「X-Pro1」
も候補だったんですが・・・。
う～～ん、このカメラは・・・
風景撮影に使う方でフィルムカメラから初めてデジタル使う方には良いかも・・・。
画質はローパスレスだけあって抜けが良く、解像感も高く素晴らしいです。
そしてカメラ性能に負けない素晴らしいレンズ！
・・・ここまでは文句ありません。
しかし・・・
必ずRAW＋JPEGで撮影する僕には、書き込みに時間がかかり過ぎます。
さくさくとテンポよく撮れません。
風景撮影なら問題ないでしょうが・・・。
あと何よりも問題なのは・・・ファインダーです。
このファインダーを評価するプロフェッショナルは何人いるのかな？
まあメーカーの提灯持ちのプロなら適当なこと書くでしょうが・・・。
ハイブリッドビューファインダーと言えば、
何かこう時代の先端いってそうで聞こえが良いですが・・・。
実は光学（OVF）も電子（EVF）ビューもどちらもちょっと中途半端な感じがしました。
もう一歩頑張って欲しいところです。
僕にとっては何よりも大切なファインダー、
それがダメなら他が良くても全てがパーです。
ということで結局落選です。
次回のX-Pro2？に期待します。
さてそういう訳で最初の2台に絞られたんですが・・・、
結論から先に書きますと2台とも使ってみます・・・笑。
どちらも素晴らしいカメラであり、
またそれぞれに弱点もあります。
例えば、SONYはこのカメラ専用のレンズ資産が少ない。
質の良いレンズがある程度の数に増えるまでには時間がかかるでしょう。
OLYMPUSは日常携帯するにはキット販売するレンズが少々大きいです。
ただこれは他のレンズが豊富なので大した問題にはならないでしょう。
しかし機能的に少々使い辛い点があります。
EVFと背面液晶での再生画像の切り替えが良くない。
これは大切なポイントです。日常頻繁に使う部分だからです。
またピント合わせの点でも・・・
同じマウントのパナソニックのカメラをもっと研究して欲しかったですね！
しかし電子ビューファインダーについてはいずれも合格点です。
もちろんこれはまだ発展途上の技術ですから、
これからどんどん良くなる事は間違いありません。
あくまでも現時点では「使えるレベル」にある、そういう感じです。
しかし当然ながら100%視野率であり、
まだ色に問題はあっても、ピントあわせも工夫が凝らされ、
相当進化してきました。
僕にとっては、視野率95%位の光学ファインダーよりよほど使いやすいです。
ということで、まずはこの2台を徹底的に使いこなし、
スナップ写真の傑作をぜひ撮ってみたいですね！
オリンパスの実機が届きましたら、
実際の画像とともに、比較しながらまた色々書きたいと思います。
結論：何にしてもカメラ選びは楽しいですね！
追伸：
昨日次のようなコメント頂きました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「・・・私は３年前にカメラ教室へはいり、
基礎から習い始めた時にちまきさんを偶然知り、
写真に対するお考えが教室の先生と同じでしたので、
以来ずっと勉強させてもらってます。ありがとうございます。
フォトブラも教わった時に数枚投稿しましたが、
まだ勉強中だから。。。とまた、英語で作品説明も難しくて、
お礼メールも忙しくてとだえています。
昨年末にエプソンフォトコンにチャレンジ（コンテストは初めて）して、
18869作品の最終審査に残ったと知らせを受け喜んでいます。
現像やカラーマネージメント、フォトショップでの仕上げと進んできた今
改めて現像のセンスにかかっていることを、ひしひし感じています。
お忙しくなられた、ちまきさんにですが、
機会がありましたら数枚作品を見て頂けましたら大変光栄です。
よろしくお願いします・・・。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
前回来たような質問ではなく、こういうコメントでしたら大歓迎です。
私で宜しければいくらでも拝見させて頂きます。
それにしましても、エプソン・フォトコンテスト、
最終選考に残られたのは嬉しいですね！素晴らしいです!!!
あのコンテストはプリント技術まで評価されますので、
総合的な写真術が必要になります。
撮影は当然として、カラーマネジメント、現像技術と、
3年間努力されてきた結果でしょう。
仰るとおり、これからは現像のセンスがとりわけ重要になります。
カメラ教室で素晴らしい先生に恵まれたことも、
今回の結果につながっていると思います。
まだフィルム時代の化石のような先生も多く、
素晴らしい師匠を見つけるのは難しいです。
どうかその勢いで今後も続けられて下さい。
近いうちに必ず良い結果は出ます、これは間違いないでしょう。
頑張られて下さい！
最近は男性より女性の方がはるかにセンスの良い方が増えました。
しかも実力の伴わない半端な知識とプライドで接してくる男も多く、
謙虚に努力される女性には全く勝てない状況です。
写ガールには未来を感じますが、
撮影マナーの悪いカメ爺には何も感じません！
多分これからは、
プロ写真家も女性がどんどん増えてくることでしょう。
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