福岡タワーとの対話

タワーと出会い早30年。動画制作にも意欲を持つ令和版高齢者!

背振とその周辺IX(日本の風景)

2011年05月29日 07時47分52秒 | 背振とその周辺

雨上がりを待って、早良区椎原に向かった。集落から椎原川沿いに登ると少し開けた河原がある。紅葉のスポットとして大事な場所だ。
周辺を木々に覆われた河原。日差しの時間も短い。曇天のこの日は更に暗かった。時折小雨が通り過ぎる。近くの梢で野鳥のさえずりが聞こえる。静かなひととき、これも日本の風景と言えまいか。
河原に降り、三脚を立てる。川の流れに時の経過を重ねたく、スローなシャッター速度に設定した。岩に張り付く落葉がアクセントになった。

_0046_2

場所を移動し、佐賀県側に向かう。春の桜並木は有名だが、梅雨の季節は人も少ない。おかげでゆっくりと紫陽花の撮影ができる。道路沿いだが車の往来もさほど無く、三脚を立てるのも思い通りだ。

雨の雫を期待していたが、花の表面からはすっかり消えてしまっていた。露出計を見ると意外に暗く、絞り込むと1/8位のシャッタースピードか。ただ背景のボケも欲しくて絞り値を決定。花の表情を出したくて軽くストロボを同調させた。

_0044

 

 


背振とその周辺VIII(日本の風景)

2011年05月29日 04時36分36秒 | 背振とその周辺

ここ数日、じめじめとした毎日だ。さっそくカビなどが目立ち始めた。数日前に買った食材・バゲットに「点々と」青カビが。陽が差さないと室内の湿度は急に上がるものだ。
必ず加熱し、慎重に扱いたい。これからは口に入るものに気をつけないと体調維持にも影響する。冷蔵庫も過信できないのだ。
台風2号・ソングダーは今日の午前3時現在、奄美本島北西40kmの位置から毎時60kmの速さで北東に進んでいる。今日も終日雨なのか。洗濯ものが乾かない。日本の四季はメリハリがある。

早朝の背振に登ったときのこと。林の木々の間から朝陽が差して来た。朝露に濡れたシダの葉がキラキラと輝いていた。林の奥まで届く朝陽の力強さを感じて、シャッターを切った。

_0047


背振とその周辺VII(日本の風景)

2011年05月19日 08時33分49秒 | 背振とその周辺

日一日と稲も成長し、この位置からは田にはった水も見えなくなった。青い空に浮かぶ雲、新緑を過ぎいよいよ勢いを増す陽が稲の成長を更に促す。
美しい日本の風景と言える。
風景写真を趣味とするに被写体は様々であろうが、安らぐ心持ちの中で三脚を立てるのは、やはり自然が織りなす景色に出逢ったときだ。目に優しく肌心地よい、そんな空気に包まれた時、最も自然体の自分を感じる。
今年前半、自然の脅威と真正面から向き合うこととなった。文明の便利さを追求したことは決して間違ってはいなかった。だが、置き忘れ捨て去ったものが余りにも多かったことも事実ではないか。
長い歴史の中で、多くの日本人は身の丈に合う生活を営むことで、自然との共存を忘れること無く、むしろ感謝してきたはずだ。共存することに長けていたと言っても過言ではあるまい。逆に言えば他に選択肢が無かったとも言えよう。しかし、だからと言って不便を感じていたのか? 否、そうではあるまい。工夫と知恵を惜しまなかっただけではないか。その結果として、共存できていたのではないか。
力あるものは力を、知恵あるものは知恵を、どちらでもなければ協力を惜しまず前を向いて歩こうではないか。後ろを向いても何も変わらないし、変えるには前に進むしかないのだから。日本人は強く逞しいのだ。

_0042


背振とその周辺V

2011年05月11日 06時12分52秒 | 背振とその周辺

5月、この時期になると背振山頂近くまでよく登った。脇の一本道に入ると登山者にはうれしい森林浴が満喫できた。目にも優しい緑が、日常の疲れを癒す。ファインダーを覗いていて鮮やかさにしばし休憩。
高山系の部類に入るのだろうか毎年この時期この一帯に、ミツバツツジが群生していた。上品な花の色と新緑の好対照が写欲をそそった。

_00151