福岡タワーとの対話

タワーと出会い早30年。動画制作にも意欲を持つ令和版高齢者!

『わが子、ヨーヨー』読了。

2014年01月13日 21時12分34秒 | 積読、音読、心読
天才チェリスト、ヨーヨー・マ。
母の目線で語る、少年ヨーヨー・マの人生前半を垣間見た思い。

優しさと頑固さを併せ持ち、楽器を肺とし弓で声を出し、世界の楽壇へと昇りゆく姿を彷彿とさせる。
この本は、久々に一気読みさせてくれた。
爽やかな後味の残る印象は、彼の醸しだすチェロの音色と重なるようだ。

月刊誌『Stereo』1980年10月号のこと

2014年01月13日 17時18分54秒 | 積読、音読、心読
図書館で借りてきた月刊誌『Stereo』のバックナンバー、1980年10月号。
特集が“失敗しないデッキ交際術”というもの。
とても興味深く読んだ。かれこれ34年前の記事であるが。現在のように、音源のネット配信やCDの廉価レンタルとか無かった時代。金のない音楽好きの若者には、FMで放送される音楽番組をひたすら録音するしかなかった。
番組表の載ったFM週刊誌で、いち早く放送内容をチェックし、自宅に居ない時はタイマー録音などをして聴いたものだ。上記の特集にはFM録音する際の技術的なことやテクニックなど、当時としては誠にタイムリーな記事であったろう。
良質な音質を得るために、キャリブレーションのセットやドルビー(懐かしい!)の使い分けなど、今読み返してもナルホドと思える内容だ。当時、巷にあふれた各種テープの傾向やすみ分けに関しても言及している。現在、CDの通販サイトでは'70年'80年頃の再発版が溢れかえっており、当時と比べて価格は半分以下になっているものも多く購入するにはお得感もあるが、当時、いろいろと工夫して録り貯めたカセットやオープンのテープを今一度聞いてみたい衝動に駆られる。
年齢的に、過ぎた過去を振り返る時期に来たのだろうか。

『わが子、ヨーヨー』読書中。

2014年01月13日 10時54分53秒 | 積読、音読、心読
チェリストのヨーヨー・マ。“母が語る「天才」ヨーヨー・マの少年時代”とサブタイトルにある。

出版社では既に絶版になっているが、図書館に蔵書していたので借りてきた。
音楽学校教授の父、声楽家を志望していた母の二人目の子として1955年、パリに生まれ、
幼い頃から、天才の資質を垣間見せる。
父に連れられチェロ教師の前でいきなり、バッハの曲を演奏して驚かせる。
母の目線はあくまでも優しく、厳しい。
アイザック・スターン、パブロ・カザルスと出会い、いろんな経緯を経てアメリカに渡り、
1962年、7歳の時にケネディ大統領夫妻の前で、姉とともにレナード・バーンスタインとの共演を果たす。
読みかけの本であるが、非常に興味深いものを感じる。
数多いチェリストの中でも、独特の柔らかさを聴かせるヨーヨー・マ。
以前から気になっていたことが、この本の中で明らかになるものと思う。
残りを読み進むのが楽しみだ。

月刊誌『Stereo』1979年4月号のこと

2014年01月12日 18時40分30秒 | 積読、音読、心読
図書館の蔵書から月刊誌を検索したところ、
月刊誌『Stereo』の古い蔵書で1979年4月号が検索できた。

あちこちの図書館・分室を渡り歩き、総合図書館に蔵書された模様で、表紙はかなり傷んでいる。
しかし、貴重な資料である。上記の号以降も保管しており、早速借りてきた。
この号の目次がこれだ。

懐かしいタイトルが並ぶ。
更に懐かしかったのがこれだ。


当方所有TEAC製オープンリール・デッキの『X-10R』発売予告広告が載っていた。
エアチェックの文字が踊っている、今では死語に近い。
なんともノスタルジックな気持ちになる。35年も前になるのか。
所有のX-10Rは現在、動かない。メーカーの修理部署とやりとりして近々修理依頼を予定している。
録音済み10号、7号テープの再生が目的だ。20~30年前のNHK-FM番組などを録音している。
ザルツブルグ音楽祭、ベーム&ウィーン・フィル来日公演、小椋佳ライブ・コンサート等々。
今は専らCDのリッピングだが、番組表を睨みながらFM放送をテープに録音していた当時が懐かしい。