映画「人間の値打ち」を観た。
2013年の伊仏合作。
監督は伊国のパオロ・ピルツィ。
まずまず面白かった。
いろいろな面で楽しめる。
大金持ちの息子と、小金持ちの娘
が同じ大学で恋人どうし。
それで両家族が絡むのだが・・・。
第1章は小金持ちの父親、
第2章は大金持ちの父親、
第3章は大金持ちの母親、
最終章は小金持ちの娘、
それぞれの視点で状況が描かれる。
なるほど、実はそうだったのね。
というドンデン返しの連続技。
更に、ひき逃げ事件の犯人は誰だ?
というミステリーの要素も加わる。
最後にはタイトルの種明かし。
え、でもそれで何を言いたいの?
世の中ってそんなもんだってこと?
最後も放り投げて考えさせるのね。
それにしても、舞台のイタリア。
両家の人達のみならず、出てくる人
はみんな鬱屈を抱え不幸そうだ。