映画「BLUE/ブルー」を観た。
2021年公開の日本映画。
監督・脚本、それから殺陣指導が
吉田恵輔。
出演は松山ケンイチ、東出昌大、
木村文乃ほか。
殺陣指導と言ってもチャンバラで
はない。ボクシングの映画だ。
面白かった。
一発ダウンとまではいかないが、
クリーンヒットだ。
松山ケンイチ演じるプロボクサー。
ボクシングが大好き。基本に忠実
で、練習熱心だが、試合に弱い。
戦績は2勝10敗。
試合に負けても、昔から好きだっ
た子が友達の恋人になっても、
明るさは変わらない。本当は
メッチャ悔しいのだけれど。
猛烈なパンチでノックダウン。
カウント中に失神していても、
リングを降りる時は立ち上がり、
自分の足で歩くことにこだわる。
その姿にじんわりと胸が熱くなる。
華々しいカッコよさは無いけれど。
たとえ報われなくても人生には、
挑戦する価値はあるのだ、という
気にさせてくれる。
ボクシングでは、チャンピオンは
赤コーナー、挑戦者は青コーナー。
題名はそこから来てるんだな。