「ウクライナ戦争の嘘」という本
を読んだ。
二人の外交通。
手嶋龍一と佐藤優の共著。
対談の形で読み易かった。
全面的に賛同するものではないが、
言ってることは筋が通ってる。
特に訳の分からなかったプーチン
の思考が何となく理解できたのは
大きな収穫だった。
そして「プーチンの戦争」と呼ば
れるこの戦争の、この先の展開を
ある程度考えられるようになった。
ロシアにとって安全保障で重要な
クリミアとウクライナ東部を押え
たいということらしい。クリミア
は黒海の軍港、東部は軍事工場と
原子力拠点が重要なのだろう。
見当もつかなかった時には、
不安で落ち着かなかったけれど、
その状態は多少とも改善された。
この本を読む前後の違いは大きい。
知れば現実が変わるわけではない
けれど、知ることで現実は違って
見える。
知るべきことを知るのは大切だ。
言いたいことを言えるのも必要だ。
だからこそ、言論統制が厳しい
強権的な体制のロシアの思い通り
にはなってほしくない。