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聴刻堂日乗

映画「夜明けのすべて」

映画「夜明けのすべて」を観た。

2024年公開の日本映画。
監督は三宅唱。
出演は松村北斗、上白石萌音ほか。
原作は瀬尾まいこの同名の小説だ。

PMS(月経前症候群)の藤沢さん。
パニック障害を患う山添くん。
それぞれに生き辛さを抱えた二人。
町工場の同僚となる。

自分の身体なのに、ままならない。
社会的にも他の人と同じようには
生きれない。気持ちは荒みがちに
なっていた。

二人は、相手の苦しさを知る。互
いに理解し、少しは相手を助ける
ことができるかもしれない。

そう気付いた時から、周りが見え
始める。他の人もそれぞれ事情を
抱えていることに気付く。少し優
しくできるようになる。

映画はゆっくりしたテンポで日常
を描いてゆく。観るうちに自分に
も、藤沢さんや山添くんと同じ様
な気付きと変化が生じてくるよう
に思える。

ごめんなさい。ネタバレっぽい所
まで書いてしまったかもしれない
けど、この映画の良さは、自分の
目で観て感じられるものだと思う。
ぜひ体感してみてください。

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