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聴刻堂日乗

映画「眠りに生きる子供たち」

映画「眠りに生きる子供たち」
を観た。

2019年のスウェーデン・アメリカ
合作の短編ドキュメンタリー。
監督はジョン・ハプタスと
クリスティン・サミュエルソン。

スウェーデンに難民してきた家族
の子供に「あきらめ症候群」と言
う症状が現れている。

意識を失って反応しなくなり、
それが数カ月にも渡る場合もある
と言う。

親たちは、いつ目覚めるか判らぬ
子供が心配だ。医者に連れて通い、
水や栄養を摂らせ、身体をケアす
る。

その数は100人を超える。原因は
不明だ。難民の家族はいつ本国に
送還されるか、常に不安に曝され
ている。そのストレスが原因だと
考えられている。

難民がどこから来たのかは語られ
ない。だが本国では拷問など生命
の危険があったことが語られる。

スウェーデンは早くから難民を受
け入れてきた。最近では難民に対
して厳しい右翼的な声が高まって
いるらしい。

映画は、眠り続ける子供たちと、
その家族の姿にフォーカスする。
だが、その映像を観ると、難民を
生み出す本国の問題や、難民を受
け入れる国々の難しさを、思い起
こさずにはいられない。

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