映画「メタモルフォーゼの縁側」
を観た。
2022年の日本映画。
監督は狩山俊輔。
脚本は岡田惠和。
出演は芦田愛菜、宮本信子ほか。
原作は鶴谷香央理の同名の漫画。
75歳の老婦人と女子高生。とも
にBLコミックが好きで、それが
縁で友達になって･･･。
面白かった。久しぶりに邦画の
クリーンヒットだ。
大事件が起きるわけでもない。
夢が叶ったり、人生が開けたり
するわけでもない。だけど胸が
じんわりと温かくなって、幸福
感が広がってくる。
芦田愛菜と宮本信子が絶妙だ。
二人が楽しそうに話していると、
観てるこちらまで楽しくなって
くる。
特に芦田愛菜には驚いた。歩いた
り、走ったりする後ろ姿だけで、
その時の感情を表現できてしまう。
凄いな。
人と人とのつながりは、いつまで
も続くわけじゃない。いつかは
別れもやってくる。そんな切なさ
も伝わってくる。
遠くが見通せない時も、せめて
見えてる所まで。人との出会い。
映画との出会い。あなたと出会え
て少し幸せになれました。
