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聴刻堂日乗

映画「スイートボビー: なりすましという名の悪夢」

映画「スイートボビー:
なりすましという名の悪夢」
を観た。

2024年のイギリス映画。
事件の被害者本人の出演する
ドキュメンタリーだ。

30歳台の女性キラット。マーケ
ティングの仕事をし、ラジオ番組
も持っている。SNSで知り合った
男性と9年間もネット越しで交際
し結婚直前まで進んでいたが、実
はそれが他人のなりすましだった、
という怖い話。

何が怖いかと言うと、ネット上で
のやりとりだけで恋愛感情が高ま
ってしまうということ。これなら
AIでも恋愛の対象になりそうだ。

あるいは何年にも渡ってなりすま
しに気がつかないということ。
巧妙な手口にも驚くが、やっぱり
リアルな接触というのは大切なの
だと改めて思う。

そして、なりすましの犯人。金銭
等の具体的な被害があるわけでは
ない。それなのに何故? 動機は
明らかにされていないが、だから
なおさら犯人の心の闇が一層暗く
感じられる。

具体的な被害が無いため、なりす
ましが明らかになった後、逮捕も
起訴もされていないらしい。嘘や
偽りが罷り通るということが一番
怖いことかもしれない。

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