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聴刻堂日乗

映画「BLAME!」

映画「BLAME!」を観た。

2017年の日本アニメ映画。
原作は弐瓶勉。
監督は瀬下寛之。
制作会社ポリゴン・ピクチュアズ。

遥か超未来。都市の防衛システム
にアクセスできなくなり、排除さ
れるようになってしまった人類。
都市システムを正常化しようと
するサイボーグ体の男が、生き延
びようとしてシステムと戦う人間
達と遭遇する・・・。

どうやら遠大な物語のごく一部を
劇場版にしたようなものらしい。
いつものように原作は知らずに、
劇場版を初見にするので、世界観
を把握するのに一苦労。それが
愉しみでもあるのだが。

サイボーグ体がターミネーターを
彷彿させる、ディストピア物語。
システムにアクセスできなくなっ
てしまった人間がとても非力で、
無能な存在に見えてしまう。その
インパクトが強い。これを見ると、
サイボーグになりたいと思う人が
多く現れてきても不思議じゃない。

めちゃくちゃ優秀で、身体能力も
高いが、感情表現が乏しくクール。
サイボーグのキャラクターに憧れ
て今後こんな若者が増えてくるの
かなぁ。

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