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「設計変更は認められません。 これは承諾でお願いします」
社会人になって一番苦労したのが、先輩や上司やお客様など、話している言葉が全く分からなかったこと。
ということで、今回は施工承諾についてお話します。
施工承諾って言葉も最初聞いた時には、意味がさっぱりわかりませんでした。
施工承諾とは設計図書に誤りが無くかつ条件変更の無い場合に、受注者の都合により施工
方法などを変更するもの。
都道府県や国交省の工事では、 協議書ではなく工事打合せ簿を提出します。
市役所などは承諾願などでしょうか。
具体例としては、
現場打ちコンクリートを工程短縮のため二次製品へ変えるということ。
これは、発注者からすると安価な現場打ちで設計しているところ、 工期短縮のために受注者の都合であるところの設計変更は認めることはできません。
まぁ、この場合も材料費は高くなるかもしれませんが、 工事全体のトータルでみるとそっちのほうが原価は安いという場合もありますけどね。
日本だとどうしても人件費が高いので、工期を短縮して少ない人数で工事を終わらせた方
がトータルの費用が安くなる場合があります。
では、質問です。
施工承諾と設計変更の違いは何でしょうか?
設計変更は、変更に伴う費用を支払います。
承諾は、施工方法は認めるけど、お金は払いません。
というものです。
まぁ、設計変更を受注者の側からすごく簡単にいうと、「設計でみてないけど、いろいろ条件がかわるのでお金をみてください」というもの。
だからこそ、資料作りが大変なんですよね。
それでは、今日はここで終わります。
ご安全に!
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