「赤毛のアン」参加の皆さんへ。

１１月９日・自分の日記

さて１０時から舞台稽古です。

昨晩のメールは、昨年より素晴らしいというものが大半です。
良くならなくなったら公演辞める時でしょう。

１７年間毎年良くなっているのは当然です。
最初の人は別の「赤毛のアン」に出たような気がする！といってきています。１７年も前ですから。舞台にはベンチが一つしかありませんでした。それでもいい舞台でしたよ。

それから自分たちで、家を造り、森の木を作り、頑張ってきました。

麻布セミナーハウスで、黒のチュールを２５メートル縫い合わせ（１２枚縫いましたよ）、そこに木の葉を３０００枚アップリケし最初は３本、そして６本まで作りました。作ってもらうと３００万円かかるといわれ、自分たちで原価８０万円で作りました。
その人たちがまだ手伝ってくれています。もう１０年前ですね。

昨日、舞台からその木が一本もなくなりました。
家も・コーヒー屋も建て替えました。

嬉しいことでもありますが、寂しいことでもありました。
立木は今「環境ミュージカル」で使っています。

この１７年間、毎年努力をして、台本書き変えて（主役のキャラクターで変えました）今日まできました。
役４００着作った衣装も最初は父兄の手作りでした。

今回の参加者父兄は何もやらなくて済んでいます。
感謝の気持ちを忘れないでね。

継続の力に本気で感謝してください。
「赤毛のアン」出演者がどんなに、生意気なこと言っても、今までの２０００人のだれ一人このフォーラムにその後出演した人は一人もいません！

フォーラムで主催する作品に誰も選ばれないからでしょう。

この「赤毛のアン」の作品にでてフォーラム以上の舞台に出た人はほんとに有名になった人たちです。帝劇に出ている人が２人。ＮＹで活躍する人が一人。
それ以外は口だけの役者でした。
いちいち文句を言う前に自分の実力と観客の評価をしっかり聞きましょう。

ロビーの注意
何故お見送りするかというと、１６０人もの出演者の客を楽屋には入れられないからです。道路で待たせると、道が溢れて警察から注意が来ます。
フォーラムからも再三注意を受けながら、許可を頂いています。

列から出ないこと。これも約束。

危険なのと、次回のお客を入れるためにスムーズにお客を出したいからです。
おさらい回ではないのですよ！
何回も言います。おさらい会なら自分でやりなさい。
今はもう来年の有名人出演者からの打診が来ています。
有名人の誰が出てもおかしくないしっかりした舞台ができているからです。
オーケストラに支えられている部分も多い。これは一流中の一流ですから。

価値の分からない人の文句に答える気にもならないぐらい時間の無駄です。
金は何故金色なのでしょう？と聞いてくるようなものですよ。
知識のない人は恥も知らないから、恥ずかしくもない。
大学生の何人かも酷いものです。自分の価値が分かっていない。

もう一度、出演のための約束はしっかり守りましょう。
何人かは、あまりの奢りに許せないな！と思いました。小池

赤毛のアン公演日記・明日のお知らせ。

１１月８日
生命のコンサート・音楽劇「赤毛のアン」
東京国際フォーラム・１４時３０・１８時３０の２回公演が無事終了！
まだ明日がありますので、小さい声で「よくできました」

大きい声で・見事な舞台でした。セットが豪華になりました。舞台監督さん本当にありがとう。うれしかったです。
照明もいい感じです。音響さんは大変ですよね。でも明日もよろしく。

明日のお稽古日程
１０時に舞台集合・これは衣装と化粧を終わらせて並ぶように。
点呼もここで取ります。
もちろん練習は終わらない。まだまだあとがある。

本日の公演での駄目だし。
まず衣装をちゃんと着ること。
かつらをちゃんとかぶること。
並び順を覚えておくこと。以上は毎日いい続けたことです。
誰とは言わないが、３階から見ても英語の口ぱくは分かりますよ。

忘れ物をしないこと・約束を守ること。
約束っていうのは自分にするものです。
自分に嘘ついて平気な人は他人にはもっと嘘をつくわけで、まあこれも性質ですから治らないでしょう。

約束を守ってくれる大勢の人に守られて「生命のコンサート」は１７年目を迎えました。

残念だったこと。
１７年やってきて初めて、少女・大人のアンにアクシデントが起きました。
練習場でも危ないな（なんか失敗やりそうだな）とは思っていたのですが、プロ中のプロという事ですので期待していましたが。
お客さんが「こんなのは初めてだ」と怒って帰りました。
何回も言いますが、評価はお客がします。
マイナスの印象はプラスの印象の１００倍にもなる。気をつけようね。
まあ、がっかりしています。

素人が頑張っているのにね。

ではお休みなさい。くたくたです。代表　小池雅代