カップル完走賞ならず

8/23(日)、トライアスロン珠洲大会に参加。
ぞうさんは今年初めてのトライアスロン。
私は３回目、と言っても能登島が暴風雨のためランだけだったので２度目のトライアスロン。
もちろん互いに完走し、昨年に引き続きカップル完走賞をいただくつもりだった。
ところが、思わぬ展開となってしまった。

ぞうさんは腰の痛みに耐えながらもランを踏ん張りゴール！
私はその間、珠洲総合病院にいた。
大谷峠を下り、残り１５キロくらいだろうか、下り坂でいきなりハンドルがブレ始め
コントロールが効かなくなった。
えっ！！　バイク壊れた？！　何で、何でーー！！
それからは恐怖の約５秒間・・・。
もう、どうすることもできず絶叫！
後ろから男性が「ブレーキ！ブレーキ！ブレーキ！」と叫ぶ声が。
ブレーキをかけるが速度が落ちない！！
そして路側帯に激突し転倒！！　死ぬかと思いました。
意識はあり、立ち上がることはできた。
バイクを見るとチェーンが外れていた。
男性が駆け寄ってきて、「大丈夫？乗れる？」と声をかけてくれたが、
右足首から大量の出血！そして傷はかなり深かった。
「棄権します。」とてもバイクに乗れる体ではなかった。
幸いにも数分後に救護車が来てくれた。
とにかく体中擦り傷と打撲で痛い！
珠洲総合病院に運ばれたが、先に骨折した選手がいて30分ほど待った。
段々と痛みが増してくる。
でも骨折しなかったことが奇跡。不幸中の幸いだった。
それにしても、なぜあんなことになったのか自分の中で納得いかない。
なぜ？どうして？？
腕や足のレントゲンを撮り、痛みに耐えながら全身シャワーし傷口を洗う。
それから痛み止めの注射が滅茶苦茶、痛かった！！
初めて縫った。
処置がやっと終わり、ぞうさんにやっと連絡がとれた。
ぞうさんはバイクがパンクでもしたかと思っていたよう。

原因をいろんな人に聞いてみた。
初心者は下りで自分が出したことがないスピードが出ると緊張から力が入り、
ハンドルが左右にぶれることがあると聞いた。
ホイールとフレームの相性が合わず共振することがあるとも聞いた。
そんなこともあるんだ！
結局のところ、自分は上記であったようで心の整理がつき納得できた。
下りの乗り方もまだまだ十分な姿勢なり体重のかけ方ができていなかった。

カップル完走賞は逃したが、ぞうさんが無事に完走していて良かった！
スイムはジグザクになり時間を要したよう。
バイクは順調にぶっちぎりで、スタート約10分後に私を抜いていった。
徐々に姿は見えなくなり行ってしまった。
行け！行けーー！　心の中で叫ぶ。
あとのランで追いつく予定だった。
が、まさかの途中棄権。
それでもスイムは練習の成果が出て約5分更新していた。うれしい！！
そしてバイクの登りは共にグイグイとたくさん抜いた。
しばらくはバイクの下り恐怖症に陥るかもしれない。
練習して恐怖を克服し、来年こそはＡタイプでカップル完走賞を目指したい！　

大会前日の海は穏やか。
明日も穏やかでありますように・・・


前日のカーボパーティー。サザエがうまーー！






優勝候補のＳさんはじめ女性メンバーで！


会場近くの宿での夕食は刺身に茶碗蒸しなどご馳走！






ナンバリングをすると気合が入ってくる。






トラジッションエリアに着替え等も準備完了。


スタート前に走友と完走を誓う。




いよいよスタート！　波は穏やか、良かった！


がんばるぞー！


走友のＨさんを見つけた！
ご心配をおかけしました。遠方＆長時間、ありがとうございました！


ぞうさん、めでたく完走！
メダルが輝いてます。おめでとう！！





思いがけない事故となったが、これも人生。いい薬となった。
この経験でこれからのトライアスロン大会への向き合い方を考えさせてくれた。
おかげさまで、右足首は１週間後の31日に抜糸、打撲した腕の腫れも引いた。
人間の体の再生力はすごい！！
安全第一。健康第一。
来年こそは２人共にゴールします！！　　<ちぃ>

【リザルト】
ぞうさん　スイム 39分23秒　バイク 1時間56分52秒　ラン 1時間1分6秒
ちぃ　　　スイム 38分21秒(前年比－4分58秒)