今年もよろしくお願いします
今年を振り返って
今年、法人ウェブサイトと同時に、このブログを始めました。
子どもの育ちと環境、について、新潟から、つぶやきを発信してみました。
予想以上に多くの方々のお目にとめていただき、閲覧いただいたようで、大変感謝しております。
インターネットの、子どもの育ちに対する光と影は、議論されているところですが、ネットに投稿しました当方のつぶやきを通しての、ちょっとした気づきが、その後の子どもの育ちを支えることができるならば、この上ない喜びです。
皆様良いお年をお迎えください。
PS 当法人のウェブサイトはこちらです。
https://cnchd.site
もちもち
子どもの育ちに必要なもの 2
前回、子どもの育ちに必要なものがあまたある中で、栄養素の話を始めました。その続きです。
亜鉛は、微量元素のうちのひとつで、生体の免疫を初め、様々な機能の調節に関与しているといわれています。
多くとると毒、でも全くないのも問題で、微量にあることが重要です。
欠乏すると、口内炎や皮膚の炎症をはじめ様々な症状をだします。
従って、こどもの育ちにも間違いなく必要なのですが、どのようなときに減少するのかは未解明の部分がおおいです。
私たちは、神経発達症や心身症の子どもたちへの、ていねいな診療と、個人それぞれに合った治療を探す一環として、体内の亜鉛動態を
調べています。調査によって、その特徴の一部が見え始めました。
どうやら、栄養摂取、発達特性、睡眠の質、様々なことが低下に関与しているようです。
次回に続きます。
もちもち
子どもの育ちに必要なもの 1
いままで、子どもの育ちのみたてについて、いろんな観点から共有させていただいてきました。
それを踏まえまして、次に、子どもの育ちに必要なもの としてご一緒に考えてみたいと思います。
みたてに多彩な観点があるからには、必要なものも大変たくさんあることになりますよね。
あわてず順番に、考えていきたいと思います。
たとえば、栄養、です。以前のブログ書き込みで、こどもの栄養療法 について触れましたが、栄養素も挙げていくと多種多様です。
子どもに限らず、多くの精神神経疾患において、栄養素が実は保護的・治療的役割を持っていることが知られています。
アミノ酸、葉酸などの有名なものをはじめとして、ビタミン、微量元素、などいろいろです。
微量元素の中で、亜鉛、という物質があります。微量元素とは、多いと害をもたらすが、ごく微量であっても生体の維持に必要で重要
なものを指します。
腎臓病や消化器病による亜鉛欠乏症では、体内の濃度を測定し、補充することで、具合が良くなることは知られています。
さて、こどもの心身症・神経発達症では、どうなのでしょう?
次回に続きます。
もちもち