距離的な制約がなく、移動時間の必要もないため遠隔地はもちろん、忙しい業務の合間にも打合せが可能。おそらく皆さまの中にも、労力やコストを軽減できるオンラインミーティングによる効率化を実感された方がいらっしゃる事でしょう。
ただそれとは裏腹に、できればオンラインではなく対面での打合せを希望する方もまた多いはずです。それはいったいどういった理由からなのでしょう?
以下にその代表的な理由として挙げられたものを列記しました。
1)相手の表情がイマイチ分からない
2)対面より疲れる
3)必要な会話だけで相手の人となりが見えない
4)アプリやデバイスの使い方がよく分からない
例えば、対面では聞き手の表情やちょっとした仕草から、自分の話がどう伝わっているのか?を想像しながらお話しますよね?
同様に相手の話を聞く際も、話し手の表情や身振りなどが内容を理解する上での重要な要素となっているはずです。
つまりオンラインを忌避する理由の 1) 2)は、微妙な表情の判別が困難だから。
と言えないでしょうか?
実は 3)についても同じ理由なのだと思われます。
皆さんも表情が判らない相手と、必要以上の会話をする気持ちにはならないのでは?
◀表情が判り辛い
私たちもコロナを経て、実に多くの事業者さんとのオンラインミーティングを経験しました。
その結論として、相互に明るくクリアな映像、そして音声を通して行われるオンラインミーティングについては、上記1)~3)のストレスは相当に軽減され雑談も苦になりません。
しかし、残念な事に一部を除く7~8割の方はオンラインミーティングの環境については、ほぼ頓着が無いように感じられました。多くの場合、会話さえ可能であればその他の事は構わない。そんな雰囲気です。
・カメラが天井を向いて逆光
・極端に顔が近い
・1台の端末を複数の人間が集まって使う
・通信状態が悪く途切れ途切れになる
・デバイスやアプリの操作で頻繁な待ち時間が発生する
皆さんも対面の打合せでは、事前の準備やスムーズな資料の提供、発声、身だしなみ等々、そこには相手に対する様々な気遣いがあるのではないでしょうか?
対面で当たり前の気遣いが、オンラインになると抜け落ちてしまう…
もしかするとオンラインミーティングは暫定的な措置でやむを得ない、そうした判断があるのかもしれません。
ただ多数の取引先を抱える人などは、一日に何件ものミーティングやプレゼンをこなすため、そうした人たちの印象はけっして良好なものではありません。
お金をかけて新しい機材を導入する必要はありません。今すぐに改善できる要点をまとめた動画がありますので、よろしければ参考にして下さいね?
冒頭で申し上げた通り、労力やコスト面で有利なオンラインミーティングが、この先、全て対面に戻るという事はないでしょう。同様に遠隔地への出張動機も多くの企業で変遷しました。
また世代が進み、経営者が若返るにつれて徐々にオンラインコミュニケーションへの依存率は高まっていくと思われます。
そうした中で「ウチはオンライン対応しない!」とキッパリ打ち出す事業者さんもいます。
もちろん事業環境は100社100様、それで事足りるのであれば無理にオンライン環境の整備を考える必要はありません。
ただ必要性は認めるが、ITは苦手でよく解らない…という人もいるでしょう。
そうした方は、とりあえず解る人を捕まえて聞いてみましょう!
かく言う私自身も実は苦手です…