毒出しって言っても…

赤ちゃんの診察があった。

聴力検査は問題なし。
中毒疹があると言われた。
確かに、産まれた時から白いプツプツが出ている。
脂の塊かと思っていたけど、中毒疹というのか…。

調べたら、原因不明のアレルギー症状との事。
大体は1週間くらいで消えるらしい。

一週間検診まで様子見。

アトピーの可能性もあるみたいだ。
夫はアトピーだったので、それを受け継いでいる可能性も否めないな。
まぁその時はその時だ。
静かに見守ろう。


まぁ、この子は子宮の中でうんちをしてしまったので、何か出ていても不思議は無いと思う。

生後2日目、母乳と一緒に黒い岩海苔みたいな物を少し吐き出していた。
昨日、便がやっと黄色い綺麗な色になった。
それまでは所謂カニババと呼ばれる胎便が出ていた。
真っ黒な便だ。
もしくは濃いビリジアン。

このカニババ、子宮の中にいる時に母体の羊水を飲んで出来るものらしい。
羊水かて、綺麗なものではなし。
私の身体の中の毒素も含まれている。

出産は最大のデトックスというね。
最初の子供は、母親の身体の毒を沢山引き受けて産まれて来るらしい。
この子は私の身体の毒を引き継いで産まれてきた。

それを今、一生懸命吐き出している。
苦しいかもしれない。
ごめんね、としか言えない。
身の回りの世話以外、何にも出来ない。


産後の会陰切開の傷が痛かろうが、授乳の時にまだ乳頭が硬くて毎回くわえられる時に痛かろうが、それらを思えばなんて事ないね。

産後もソフロロジー。

ソフロロジーは、聴きかじりだったけど出産中に何となくイメージしてみたら少し痛みが和らいだ気がしたよ。
だけど、所詮聴きかじり程度の知識なので、すぐに忘れて痛みで悶絶したけど。

へろへろ

ここ数日の夏日で、赤ちゃんは暑くてクズっている。
二人部屋なんだけど、エアコンの温度設定に折り合いが付かずにいた。

昨日一昨日と、私は赤ちゃんをあやしながら抱っこし、病院中を練り歩いていた。
ラウンジで授乳したりして、何とか乗り過ごす。

会陰切開の傷は痛むし、慣れない授乳で胸は痛いしで、体調不良。

おまけに見舞いに来た夫とちょっとした口論になり、ストレスで夜に蕁麻疹が出た。

今朝、隣の人が退院したので、早速部屋の温度を下げる。
結果、赤ちゃんはグッスリと眠っている。
脱水になりかけて、唇がカサカサ(´;ω;`)
私の母乳が出るようになったのが救いかな。
1時間おきくらいの授乳になってしまって大変だけど、何とか乗り切る。

授乳後、ちょっと乳頭を絞ってみたら、母乳が滲み出てきた。
出てるって実感ないけど、私の身体はすっかり母親になっているようだ。

息子に飲ませている母乳、果たして美味しいのか？
人に飲ませておいて自分では一切口にしないのもどうかと思ったので、指に付着した母乳の味見をしてみた。

甘かった。
こんなの毎回飲んでるのか。
飲んだ後は、いつも満足そうに笑う我が息子。

育児は大変だけど、赤ん坊は天使だった。