
上の図はコモンモードチョークに同相電流を流した場合と、逆相電流を流した場合の比較です。同相入力の場合は各々のコイル電流によってコア内に発生した磁束が加算され、コイルは大きな誘導リアクタンスになります。一方、逆相入力の場合はコア内の磁束が相殺され、誘導リアクタンスは極めて小さくなります。つまり一本の電線と同じになります。これが、ノーマルモード信号は通過させてコモンモードノイズを除去する原理です。
(誘導リアクタンス:コイルの交流に対するインピーダンス)
誘導リアクタンス:ωL(Ω) ω=2πf(rad/sec)
[ちなみに 容量リアクタンス:1/ωC(Ω)]
コモンモードノイズに対してはLが非常に大きな値となり、ノーマルモード信号に対してはLが理屈上0になるということですね。
下の図は電源回路に応用した例です。コモンモードノイズはコモンモードチョークとC2を経てFGに流し、ノーマルモードノイズはノーマルモードチョークとC1によるLCフィルタで減衰させてしまおうというものです。
関連記事:
ノイズのまとめ「伝導と放射」2010-02-08
フレームグランド(大地接地)の意味 2010-02-13
(誘導リアクタンス:コイルの交流に対するインピーダンス)
誘導リアクタンス:ωL(Ω) ω=2πf(rad/sec)
[ちなみに 容量リアクタンス:1/ωC(Ω)]
コモンモードノイズに対してはLが非常に大きな値となり、ノーマルモード信号に対してはLが理屈上0になるということですね。
下の図は電源回路に応用した例です。コモンモードノイズはコモンモードチョークとC2を経てFGに流し、ノーマルモードノイズはノーマルモードチョークとC1によるLCフィルタで減衰させてしまおうというものです。
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