お陰様で『錦鯉』、全ての公演を終えることができました。
中島氏の綴るように、舞台は花火と似ていますね!いたく共感致します。
なるほどー!
公演が終わって、バラシに掛かった瞬間、えもいわれぬ無常感を感じました。
もうわたしなど、楽日の朝からさみしい気持ちになっていました。
一つの舞台が過去になっていく瞬間です。
しかし、花火に似ているって素敵ですね!花火は大好きなので何か救われた気分になります。
個人的な話になりますが、わたしは舞台経験はまだまだまだ浅いです。アホのように未熟な部分がたくさんです。
その中でも、舞台の、芝居の不思議な魅力に圧倒されることがしばしばです。
舞台は人間の力が詰まっていると思います。日常とは離れた異質な時空ですが、なんですかね、この不思議な魅力は。
また、関わった方々にいたく感謝を致します。その愛情とは非常に暑苦しいものです。
今後はどんな出会いが待っているのか。さーて、どうなるか。
ご来場頂いたお客様、応援して下さった方々、心より感謝申し上げます。
非常 感謝!
(フェイチャンガンシェ!)
誠にありがとうございました。
中台祥子
conne-colle Vol. 11 錦鯉も
無事千穐楽を迎え、
本当に大勢のお客様に
ご観劇頂いて
盛況のうちに閉幕となりました。
観客のエネルギーと
楽日だと言うテンションも相まって、
とても熱いラストになったのでは
無いかと思います。
楽日はマチネが12:00から。
14:00過ぎに終わって
客だしもそこそこに、
気付けば15:00近く。
早くもソワレの開場30分前!
急いでおにぎりをお腹に押しこみ、
ドタバタと飾り物や小道具をプリセットし、
もう一度おまじないのようにアップと
開演前の儀式を行い、トイレへ!!
開場後は鏡前に座り、
ラストだという事で
沸き上がってくる高揚感と
浮かれてミスしない為の危機感で
冷静と情熱のあいだを
静かに行き来しながら
開演を待つ。
開演してしまえば
ソコからはもう、
いつものジェットコースター。
夢中で駆け抜けて、
気付けばカーテンコール。
直ぐに着替えて、
客だしも早々に
軍手をはめて、
いざ、バラシ!!
セットをばらし、
客席をばらし、
楽屋を片づけ、
パネルを運び、
平台を積み上げ、
荷物をトラックに詰め込む。
荷台を閉めて、
私物を取りに楽屋へ戻る途中、
覗きこんだ場内は
稽古で使ったときと同じ
まっさらな状態の
アルシェに戻っていた。
夏草や 兵どもが 夢の跡
ふと、そんな言葉を思い出した。
たったさっきまであんなに
エネルギーをみんなで注いだ場が
跡形も無くなってた。
まるで稽古で使った日から昨日まで
そこで何も無かったかの様に。。。
打ち上げで、
「舞台は花火みたいなものだ」
って話が出た。
確かにそうかも知れない。
真っ暗な夜空に
ド~ンっと打ち上がって
きらきらと咲いて
スーっと夜空に溶けて行く。
後にはなにも残らない。
でもきっとその花火を
観た時の印象は残る。
どんな花火だったとか、
すごく好きな瞬間があったとか、
すごく嫌いなヤツがいたとか、
その場の空気、湿度、匂い、
観に行った時の自分の人生を状況、
それもあって受けた影響や思った事。
そういった印象は記憶となって
観た人達の頭と胸に残る。
この舞台も観に来てくださった方々に
少しでも何かしらの印象を
残せていたらいいなと思います。
それではconne-colle Vol. 11 錦鯉は
これにて終了!!
このブログを読んでくださっていた皆様も
本当にありがとうございました