11月の読書メーター
読んだ本の数:7
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ナイス数:569
われは熊楠の感想
父母、親戚の和歌山弁まみれの家庭で育ち、はては神戸生まれのパートナーも移ってしまうほど強烈な方言が飛び交うこの本。異才鬼才の熊楠先生の会話、直木賞選者は判ったんですか?/専門でもないボクには、ただただ凄い人やったとの認識しかありませんが、頭には知識が入って膨れ上がってたんですね。ナショナルトラストの草分けでもあり、水木しげるさんのマンガもありましたね、というより水木しげるさんで熊楠先生と粘菌を初めて知ったんですが😄「生きることは死ぬこと、死ぬことは生きること」無駄ではない、みんな繋がる。
読了日:11月27日 著者:岩井 圭也
みずもかえでもの感想
ちょうど3日前に、柳家喬太郎さんの『転宅』をNHKEテレで観たとこですからナイスタイミングでございます。…落語の枕ふうに始めましたが、特段落ちはございません🙇♂️ 写真と落語、ええお題でした。フィルム🎥か動画📱撮ったらええやんと作中の大師匠みたいなことを、つい深い考えもなくつぶやいてしまいますが、そこはそれ凡人ならでは。流れで写し込まれていくのとは違う、一瞬の煌めきを遺し、追い求めるのが写真家の腕の見せ所というやつですね。初読み作家さん、期待以上でした。
読了日:11月19日 著者:関 かおる
詐欺師と詐欺師 (単行本)の感想
なんか衝撃のラストでしたね。終盤に差し掛かるまでは、川瀬七緒さんのペースで〝みちる〟の更生?再生?が主題になってんのかと思ってました。でもマイフェアレディのイライザになるどころか、あんなことに! 世界的詐欺師なんだから虫の先生みたいにトリビア風の専門的であっと驚く方法でもっと騙して欲しかったけど結末読むと予想を上回ってたのて許してあげる(何を偉そうな)このコンビの続編ってあるんでしょうかね、藍さん、ぜひみちるをオードリーにしてあげて!
読了日:11月15日 著者:川瀬 七緒
新・世界の七不思議【新装版】 (創元推理文庫)の感想
可哀想なジョセフです🤣京都へは行けないようです。 世界の不思議な謎を解いていく過程は、なかなか面白いものがありますし、場末のバーでありながら美味しそうなお酒がたくさんでレモンハートのよう😉ただ、お酒は半分くらい吹き出すし、ボクとしては、もっとスタイリッシュでセンシティブでセクシーでスマートなダイアログが読みたいねん。とカタカナで誤魔化そうとしてます🤣ま、会話はおしゃれじゃないよなと言いたいんです🥲
読了日:11月10日 著者:鯨 統一郎
お帰り キネマの神様 (文春文庫 は 40-7)の感想
ごめんなさい、映画は観てません😓そのかわり、沢田研二さん・菅田将暉さん・寺島しのぶさんたちキャストは、ボクの脳内スクリーンで再現されてます。いつもは勝手に想像してキャスティングしてるけど、今回は初めての感覚(ただ片桐はいりさんは何処で出たんや😆)いつもの原田マハさんとは何やら少し違ったイメージやなぁと。そらそうや、山田洋次脚本のノベライズやもんね、所々でシーン🎬の描写らしきものが入ってきて、それも嬉しい。原作者と映画監督の思いと技が理解しあって融合すると素敵な作品が出来上がる。楽しかった😆
読了日:11月06日 著者:原田 マハ
コレクターズ・ハイの感想
コレクターの人たちごめんなさい🙇♀️あなたたちの気持ちが全くわからないおっさんです😅どちらかというと、机の上に所狭しと並べてあるフィギュアたちに向けて、腕を💪いーっぱい伸ばしてガサ〜とザザ〜となぎ倒してポリ袋に放り込めば気持ちええやろなぁと、皆さんが泣いて抗議するようなことをやってみたい方です😓この話キャストたちには裏の顔があるなどと、エセ常識人に宣わせないことを願います。法律破って無ければ、趣味やん、読書とおんなじ😅 で、なにゅなにゅとは?…えっ架空? 初読み作家さんでした
読了日:11月04日 著者:村雲 菜月
spring (単行本 --)の感想
恩田陸さんが、バレエの素晴らしさや本質をなんとか我々に伝えようとしてくれてるのは重々理解しております。が、しかし(こんな言い方したくないのですが💦)凡人の私めには荷が重すぎました😅JUNも稔さんも知識がないと判りにくくスマホが手放せませんでした😅七瀬では、コワくなったアサシンは、ゴッドファーザーのラストシーンでマーロン・ブランドが見せてくれた演技みたいなものか🧐と少しはイメージできたかなと思ってます。最後、春のターンではちょっと下々まで降りてきていただきありがとうございました😆
読了日:11月03日 著者:恩田 陸
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